今年、2009年は「恵泉女学園」創立80周年の記念すべき年です。
恵泉女学園は創立者河井道先生の精神に基づき、いつも信仰と希望と愛に満ちた明るい未来を切り拓き「聖書」「国際」「園芸」を必修として学ぶことによる「いのちを慈しみ育てる人間教育」を行ってきました。
今年の「成人の日」には、東京新聞と中日新聞の社説で、「成人の日に考える 変化の時代に立つ君へ」と題して、恵泉女学園大学の必修科目「生活園芸I」がとりあげられました。
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009011202000098.html)
麦わら帽子をかぶり、長靴をはいて、はじめて大根などの野菜を育てることによって、いのちを慈しみ養い、時にそれらを家庭に持ち帰って家族ともども食する喜びのプロセスは、本当に素晴らしいことだと思います。本学の「体験学習」や「生活園芸」の教科は、日本のみならず世界の大学とくらべてみても大きな特色があります。文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」にこれらの教育プログラムが2年連続で採択され競争的研究・教育助成金を取得できたのは嬉しい事でした。
このように極めてユニークな三つの理念を統合した大学教育をしているのは、世界中で恵泉女学園大学だけです。目標を定めて、やる気のある学生は、恵泉で目覚ましく大きく成長します。恵泉は、少人数教育の良さもあって、学生の皆さんと教職員との間はとても親密なのです。
たった一回限りの豊かな人生のための基礎作りの貴重な時を恵泉女学園大学で過すことにより、皆さん方の人生の未来への信仰と希望と愛が生まれるのです。そして、輝かしい個性を持った平和を目指す女性へと成長し続けるのです。
受験生の皆さん、いよいよ入試です。この冬の寒さの中で、くれぐれも健康に気をつけて勉強に励み、時にリラックスしてマイペースで頑張って下さい。春には、学生と教職員が育てた美しい花の咲き誇る多摩キャンパスで、皆さん方にお目にかかれるのを楽しみにしています。