いのちを生きるということ~公開シンポジウム参加へのお招き
学長 木村利人
秋も深まり、多摩キャンパスの紅葉も一段と美しさを増しつつあります。
その秋の一日の午後、是非とも皆さん方においでいただきたい「地域と大学を結ぶ市民公開シンポジウム」が企画されています。
恵泉女学園大学は「いのちのルーツ」としての聖書に学び、「いのちの支え合い」を願って国際・平和を学び、「いのちを慈しみ育てる」実践を必修の園芸教育を通して学ぶというユニークないのちを尊ぶ人間力の養成を蓄積し、国の内外で大きな社会的、教育的な評価を受けてきました。 これは、学園創立者・河井道の独創的な教育理念の展開であります。 今回のシンポジウムでは正にその「いのち」に焦点を合わせ、来る11月23日の休日の午後1時から大学の多摩キャンパスで開催されます。 テーマは「いのちを生きるということ~架け橋としての園芸・音楽・対話の場」です。
基調講演では、順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授の樋野興夫先生による「がん哲学外来」のお話しとジャーナリストで手話の学校・明晴学園校長をされておられる斎藤道雄先生の「『べてるの家』との出会いから」という御講演があります。
引き続いて、関本恵美子先生の指揮・伴奏によりチャペルで聖歌隊とハンドべルクワイアの演奏が行なわれ、その後、フォトジャーナリストの桃井和馬先生をお迎えしてシンポジウムのテーマに沿ったパネルディスカッションが行われます。
パネリストとして、本学において必修の園芸教育を担っておられる澤登早苗先生、同じく本学で園芸療法を担当され、幅広くその実践に取り組んでおられる澤田みどり先生、それに小林ひかるさん(国際社会学科3年)、高柳亮子さん(人間環境学科3年)の2人の学生も加わって、「いのちを生きるということ」についての討議が行われ、フロアとのディスカッションが予定されています。
このいかにも恵泉らしいテーマともいえる「いのち・園芸・音楽」をめぐっての対話に参加してみませんか?
恵泉への入学を志望しておられる高校生の皆さん方はもちろん、地元の多摩市民の皆さん、そしてこのユニークなテーマに関心のある方々、どなたでも御参加下さいますようお待ちしております。
なお、参加費は無料(事前申し込み不要)ですので、先着順となります。
会場(恵泉女学園大学・多摩キャンパスJ棟202教室)の座席を確保なさりたい場合には、お早めにお出かけくださいますようお願い申し上げます。