恵泉女学園大学

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2010年5月

「チャペルアワーの喜び」

木村利人

今年度、新学期のチャペルアワー「ウェルカム・ウイーク」にはとても多くの参加者がありました。

このチャペルアワーに、恵泉ではじめて出席した新入生の皆さん方が書いて下さった感想のいくつかを下記に記してみましょう。

・先輩の方々のお話のどれにも親しみを感じ、キリスト教のイメージが良い意味で覆された。
・上級生による恵泉キャンパスライフの具体的なメッセージにとても感銘を受けた。
・1日1回でもいいから心を休めて、自分と向き合う時間はとても大切だと感じた。
・自己中心的な考えを吹き飛ばしてくれた。
・疲れていた心が癒された。
・心が優しくなれるような気がした。
・チャペルアワーのおかげでキリスト教に興味がわいてきた。
・これからの4年間、キリスト教、チャペルアワーに触れて過ごしていくのが楽しみ。

このような感想を読んで、恵泉女学園大学のキャンパスライフの中心は、チャペルアワーにあるという考えを益々大事にしたいと思いました。

5月第4週のチャペルアワーでは、恵泉に関係が深い教会の先生方をお招きして、「キリスト教強調週間」を持ちましたが、その一週間も多くの学生の皆さんがチャペルにこられたのはとても嬉しいことでした。

学生の皆さんや教職員によるお話し、そしてオルガンの奏楽、時にハンドベルやギターの演奏、聖歌隊の美しい歌声も響きわたるチャペルアワーで、聖書からのメッセージに耳を傾け、心を開きともに祈り、讃美歌を歌うのは本当に素晴らしい体験です。

学園創立者の・河井道先生によって実践されてきた恵泉教育の建学の理念としての「聖書」「国際」「園芸」の教科を統合した人間教育を大きく展開していきましょう。そして、そのために、河井先生が大事にされておられたチャペルアワーでの讃美と礼拝の時間を、私たちのキャンパスライフの中にきちんと組み入れておきたいものです。

新約聖書「ヨハネによる福音書」4章14 節には、「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る」と書かれてあります。

私たち、一人一人の「いのち」が、お互いに尊ばれ、ともに学び育っていくためのルーツは、まさに聖書に示されているように、いのちの泉からの水を飲むことから始まるのです。