『スプリング・フェスティバル』と『「福島を想う」プロジェクト at 恵泉」』にお出かけください!
学長 木村利人
来る5月28日(土曜日)にはいよいよ、「スプリング・フェスティバル」が開催されます。
爽やかな季節の一日、美しい花の咲き誇る恵泉女学園大学・多摩キャンパスにおいでいただき、東日本大震災の被災地の方々やアジアの方々を交え、困難に直面している現代日本とその未来を展望する良い機会が恵泉で与えられることになればと願っております。
本学の「スプリング・フェスティバル」では、学園の創立者・河井道先生によって掲げられた教育理念を反映した「聖書」「国際」「園芸」に関する様々なプログラムが企画・運営されてきましたが、今年は特に大震災とも関連した下記のようなプログラムも企画されました。
10時半からは日・中・韓の専門家によるシンポジウム「2012年東アジアの新たな平和をどう構築するか」が行われ、その中では、東日本大震災に関連して核とエネルギーの安全保障の問題も討議されます。
11時からは、チャペルで「いのちと被災地と音楽をつなぐ」というテーマでハンドベルの演奏と写真家・桃井和馬先生(本学客員教授)による講演が行われます。
12時半からは中庭で本学園伝統のメイポール・ダンス、午後1時20分からは、中国における村上春樹ブームを作った翻訳家の施先生の講演会『越境する言葉と文化―中国での村上春樹―「1Q84」』が行われます。
その他、オーガニックカフェ(福島県産農産物の販売あり)などプログラムの詳細は大学ホームページをご覧頂ければ幸いです。
第一回オープンキャンパスが同時開催されますので、本学を志望される高校生の皆さんとご家族の方々もぜひともおでかけ頂ければと願っております。
翌日の5月29日(日曜日)には、『「福島を想う」プロジェクト at 恵泉―風評被害をこえて、農業者と支え合う道を探るために』というテーマで、南野の新キャンパスに福島の農業者の皆さんをお迎えし、今の思いを皆さん方に伝えていただくトークセッションを計画し、午前10時半から開催されます。
コーディネ-ターは、有機農業がご専門の人間社会学部長・日本有機農業学会会長代行の澤登早苗先生です。
学生、教職員はもちろんのこと、多摩ニュータウン等、近隣地域コミュニティの皆様方と語りあい、交わりを深め、あわせて福島産の農産物も販売する、応援イベントですので、ぜひともこれにご参加いただければ幸いです。