ゼミについて
恵泉女学園大学では4年間どの学期も必ずゼミに所属します。
ゼミとは、専門分野の学びを深めていくことを通して、コミュニケーション能力やプ
レゼンテーション能力をも向上させていく授業です。
1年次にはまず、論文などの学術的表現に慣れ、基礎的な方法論を身に着けていき
ます。
2年・ 3年次では担当教員の指導のもとで研究に必要な知識を得ながら、自分の
テーマを設定する準備を進めます。自分の考察を発表することで、他のゼミ生の視
点にも刺激を受ける機会が増えるでしょう。
4年次にはその集大成として、設定した研究テーマに取り組み、担当教員の指導を
受けて卒業論文・卒業制作などにまとめあげていきます。
ゼミリレーのご紹介
恵泉の各ゼミの教員や学生が、実習の様子や日常のひとコマなど、思い思いの記事をリレー形式で繋いでいくゼミリレー。それぞれに個性が光るゼミの雰囲気を、少しだけご紹介いたします。
ゼミリレー:文化学科
2010年12月23日09時00分 投稿者:文化学科3年 大場彩香・渡邊幸希 ゼミ/授業名:杉山圭以子ゼミ
<毎週月曜日の3限目、私たちは海に出ます>
一体何をしているのか?『東インド会社とアジアの海』という本を使ってみんなで勉強しています。この本は、アジア海域を中心に交易ネットワークを築き、様々なモノを交流させ、変化させていく"海の野郎ども"が主人公の、世界の繋がりについて勉強できる本です。国際化が進み、国という枠組みの中だけでは物事が考えられなくなっている今、"海"に目を向けることで現代世界の仕組みと成り立ちを学び、世界が「どこも孤立していない」ことを学ぶ。そのために私たちは海の野郎どもと航海するのです。
恵泉からアジアの海へ ~海の野郎どもと一緒に~の続きを読む
2010年12月22日09時02分 投稿者:笹尾典代+ゼミ生 ゼミ/授業名:笹尾ゼミ(文化領域演習)
笹尾3年ゼミは宗教学のゼミです。
私たちの日常生活の中に埋もれているさまざまな「宗教的な問い」や、日頃、私たちが疑問を感じている「宗教への問い」を掘り起こしながら、宗教に対して抱きがちな思い込みや偏見に自ら気づき、身近な事例を通して「宗教」そして「人間」や「世界」についての新しい見方、考え方を発見することを目的としています。
そんな笹尾ゼミでは毎年、ゼミ生が自分たちで選んだ場所に泊まりがけで出かけるゼミ旅行を実施しています。
今年は、伊勢に行ってきました。以下、今回のゼミ旅行の感想を含めて、ゼミ生に私のゼミを紹介してもらいました。
伊勢ゼミ旅行の続きを読む
2010年12月18日09時00分 投稿者:西村悟郎 ゼミ/授業名:庭園文化
「庭園文化」のゼミでは3年生の春学期に各学生がイギリスと日本の庭園の歴史、そして庭園の花のそれぞれについて一つずつテーマを決めて調査をして発表します。
イギリスの庭園については文献から、日本庭園と花については現地を訪ねてまとめます。
秋学期はこれらのテーマの中から自分が最も興味のある一つのテーマに絞り、それについて各自が3回に渡って発表します。
4年生になると、そのテーマをさらに深めて卒論に結び付けていきます。
今回は調査と発表が進行中の3年生の李解さんと、12月9日に卒論を提出したばかりの4年生の井上美奈子さんにゼミの様子とテーマについて書いていただきました。
3年から4年次に継続されるテーマ(庭園文化)の続きを読む
2010年ゼミ旅行(円覚寺 鎌倉)
2010年12月17日09時00分 投稿者:文化学科2年 葛西志保 ゼミ/授業名:高濱ゼミ(文化史基礎講読)
文化学科2年高濱ゼミでは、「新書を読む」というテーマで学習しています。
前半は決められた新書を読んで発表し、後半は各自好きな新書で発表することになっています。
好きな新書といっても「文化史に関わりのあるもの」と但し書きがつくのですが、この但し書き、拡大解釈がいくらでもできるので、本当にテーマは自由です。
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2010年12月01日17時37分 投稿者:杉山恵子 ゼミ/授業名:アメリカの歴史・文化
私たちは11月27日の土曜日、学外授業で「横浜人形の家」と「海外移住博物館」に行きました。人形の家では『海を渡った人形たち』という特別展を見ました。1927年、日米関係の悪化を懸念したアメリカ宣教師ギューリックが次世代の子供たちに希望を託して世界児童親善会を設立、日本に12万体を超える人形を贈ったのです。「青い目の人形」と呼ばれながら全国に送られ、日本からも返礼人形がアメリカに渡ります。
しかし、戦争になると、小学校の校庭で「偽りの仮面をかぶったスパイ」として槍で突かれ、焼かれて失われてしまいます。
難を逃れた人形や返礼人形(日本人形)の里帰りの展示を見て回りました。
2010学外授業報告の続きを読む