留学
海外に滞在して言語や文化を研修したり、外国の大学で学んだり。人生経験の幅を広げてくれる海外留学は、私たちが世界を見る目を養い、世界の中で自分たちの社会や文化の対する自覚をもたらしてくれます。
学生時代は海外研修や留学の絶好のチャンス。特に2週間以上の留学は、社会人になると難しくなります。
恵泉には海外研修や留学などの様々なプログラムがあります。一度、真剣に考えてみませんか?
英語コミュニケーション学科での留学
1年次の短期留学(英語現地実習)
カナダ バンクーバーの家庭でホームステイをしながら、多文化・多民族国家である北米社会への理解を深めるとともに、英語コミュニケーション能力を伸ばします。また、1年生終了時に短期留学することによって、自分の英語力をより客観的に見つめ直し、2年生以降の英語学習に明確な目標を持ちやすくなります。
時期 |
1年次終了後の春休み(1月末~2月末) |
キャンパス |
ブリティッシュコロンビア大学 カナダのバンクーバーにある州立大学。1908年創立。カナダ西部最大の名門大学であり、北米はもちろん世界的にも高い評価を得ています。 授業はブリティッシュコロンビア大学の語学教育施設(English Language Institute)にておこなわれます。 |
授業 |
クラスは能力別少人数でおこなわれ、総合的な英語力を伸ばします。また、カナダの社会・民族・歴史的背景を学び、異文化への理解を深めます。授業の一環でクラスに地域の人を招いたり、地域の人の活動現場を訪問したりすることがあり、生きた英語を学ぶ機会が与えられます。授業外の時間も校舎内はEnglish Onlyが徹底しており、本気で英語力を伸ばしたい人にぴったりの環境です。 |
ホームステイ |
実習中の4週間、現地の家庭にホームステイします。文化や習慣の異なるカナダ人の生活様式に触れることにより、異文化理解を深めると同時に、実践的英語コニュニケーション能力を身につけます。 |
放課後・週末 |
放課後や週末にはさまざまなアクティビティーが用意されており、参加することができます。週末にはウィスラーやシアトルなどの近隣都市へ出かけるオプショナルツアーが開催されることがあります。 |
準備 |
1年次秋学期に、現地で必要なコミュニケーション能力をアップさせるためのクラスを受講します。その他、海外生活をより充実したものにするための準備(目標設定、異文化理解、海外での安全のための心構え)を教員がサポートします。 |
英語現地実習の流れ
4月 |
入学 |
6月又は7月 |
英語現地実習プログラムの説明会 |
9月 |
「この海外研修から何を得たいか」について英文エッセイ提出 |
秋学期 |
海外生活に重要なコミュニケーション能力向上に焦点を当てた授業(週1回) 異文化理解セミナー 危機管理セミナー |
1月末 |
バンクーバーに向けて出発(1ヶ月間の語学研修+ホームステイ) |
2月末 |
帰国 |
国際交流ブログのご案内
アメリカに留学中の英語コミュニケーション学科の学生の声が掲載されています。
ぜひご覧になって下さい。
国際交流いろいろ日記
留学体験談
英語現地実習を終えて
英語コミュニケーション学科1年
水谷柚希
私は1年生の終わりの春休みを利用して、大学の短期留学プログラムに参加しました。29日間の英語現地実習の中でたくさんのことを学ぶことができました。カナダで通っていたブリティッシュコロンビア大学のELI (English Language Institute) では様々な国籍の人が通っていて穏やかな雰囲気でカナダらしさがでていてよかったと思いました。ELIでは、英語以外の言語を使うことは禁止されていたので、恵泉で同じプログラムに参加していた友人とも英語で会話していました。最初は恥ずかしくてなかなか言いたいことが英語で表現できずもどかしかったけれど、それは時間が経つにつれてだんだんと伝えられるようになったし、授業もそれにつれて楽しめる余裕が持てるようになりました。平日は午前9時から午後4時頃まで授業がありました。時間だけみると長くて退屈のようにみえるけれど、生徒参加型の授業で発音の練習や1分間でどれだけ話せるかの練習だったので楽しみながら授業に取り組むことができました。
放課後は学校内のカフェで友達とおしゃべりして過ごしたり、ELI主催のアクテビティに参加しました。どの場面でも英語を使うのでその日授業でしたことをそのまま生かすことができました。これは日本ではできないことなので私が英語現地実習に参加してよかったなと思う理由の1つになりました。休日は日本人の友達とダウンタウンに行ってランチしたり、同じホームステイ先の韓国人の友達とショッピングをしました。最後の週の休日はスキーをしに土曜日はウィスラーに行って日曜日はシアトルにも行きました。どの休日も余すことなく楽しむことができました。
現地で恵泉の学生は、それぞれ違うホストファミリーにお世話になりました。私は日本を離れてホームステイするのは初めてだったので、出発前からとても緊張していました。カナダに着いて2日目からホームステイ先にお世話になりました。初めの2日間は家族に馴染んでいけるか不安で夕食が終わってすぐに自分の部屋に帰っていました、けれど1週目が過ぎるとだんだん学校や家族で過ごすことにも慣れてきてカナダでの生活が楽しいと思えるようになってきました。
滞在中ずっと、どの日もほとんど夕食はホストファミリーと一緒に食べました。夕食のときは家族が揃うのでそれぞれその日あったことを話したり、カナダについてたくさんのことを教えてもらいました。夕食が終わっても家族とたくさん話をしました。子どもたちの遊びに混ぜてもらったりもしました。日が経つにつれてホストファミリーと過ごす時間が好きになり、ホームステイ先の家が帰って落ち着く場所になりました。夕食以外の身の回りのことも自分でしなくてはいけなかったので最初は戸惑うことが多かったけれど、カナダでの生活に慣れていくとともにできるようになりました。日本では実家から通学していて親に頼ってばっかりだったので少し自立できたのかなと感じることができました。1ヵ月間のELIプログラムが終わり、カナダで過ごす最後の日に4歳のホストシスターが私に「どうして帰るの?」と聞いてきました。私が「日本にお家があるから帰らなきゃいけないんだよ。」と言うと、その子は「ここがあなたのお家だから日本に帰らなくていいんだよ。」と言いました。このホストシスターが言ってくれた一言で私はたった1ヵ月だけどホームステイ先の家族になることができたんだと感じ、とても嬉しくなりました。それと同時にもっとカナダにいたいと思いました。
私にとって英語現地実習とは自分の英語力と向き合い成長し、生活面では自立できる機会になりました。このプログラムに参加したことによって様々な人と出会い、色んな国籍の友達ができました。カナダで過ごした1ヵ月は有意義な時間になりました。また語学研修に参加したいです。
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