学科長インタビュー
Q1. まずは学科の特徴を簡単に教えて下さい
『生きた英語』を習得することは、恵泉女学園創立1929年以来の伝統で、『英語の恵泉』『恵泉の英語』として広く世に知られてきました。現在、恵泉女学園大学『英語コミュニケーション学科』では、現代にも生きる形でこの伝統が引き継がれています。
『英語コミュニケーション学科』では紙の上での学びだけではなく、
(1)しっかりした英語の基礎を身につけること
さらに、
(2)楽しんで英語を身につけること
(3)深く考える英語を身につけること
これらが全てそろっていることに目立った特徴があります。(2)と(3)について英語コミュニケーション学科ではどのように実践されているのか、さらに以下でご紹介しましょう。
Q2. この学科で学ぶことによって、どんな風に自分を変えることができますか?
留学しましょう
英語コミュニケーション学科では学生の皆さんが世界の英語圏(カナダ、アメリカ、イギリス等々)に飛び立つことをせいいっぱい応援し、実践的な手助けをしています。外国人の教員は全員、豊かなバックグラウンドを持っています。日本人の教員は全員、英語圏への長期留学の経験を持っています。このような私たちが、学生の皆さんをサポートしています。英語圏への留学は、英語圏の文化を体験したり、その国の人々と交流する楽しい実体験です。また、文化的体験や現地の人々との交流は、深く考え成長するチャンスでもあります。
地域英語活動もあります
英語コミュニケーション学科ではまた、恵泉女学園大学のある多摩地域の小中学校で、児童生徒と英語で活動するサークルが活発です。この活動はとても楽しく、また児童生徒や現場の先生方と協力することにより、深く考え成長するチャンスにもなります。
恵泉の出身者がコーチとして核になって関わっていることがポイントです!
ゼミで深めましょう
英語コミュニケーション学科でのもう一つの大切な柱は、少人数のゼミです。ゼミでは英語圏の豊かな文化や英語の読み物にふれたり、英語という言語の成り立ち、英語の習得のプロセス、方法について学んだりしながら、深めます。きっと、英語という世界、英語を通じて知る世界が、深くなるほど魅力的だということにはまってしまうでしょう。このような学びの体験が、一人ひとりをさらに輝かせていく例を、これまで多くの学生さんたちの成長に見てきました。
もうよくおわかりになったと思いますが、英語コミュニケーション学科では、機械的に問題集をやるだけの英語ではなく、実践的で楽しく、深く考える力も身につく様々な体験を通じて、まさに『生きた英語』が身につきます。このようにして英語を通じて、社会性と人間性に豊かにあふれる『人』として成長することができます。
そして、これらの体験や学びをふり返りながら、4年次には自由なテーマで卒業プロジェクトとして実らせることができます。
Q3. どんな学生に来てもらいたいですか?またどんな学生を送り出していますか?
入学の時点でみなが英語が得意である必要はありません。ただし、英語が好きな人、英語を身につけたいという意欲がある人、外国や外国の人々に興味がある人が来てくれればと願っています。
また、明るく積極的な人を歓迎します。けれども、今、自分はちょっとおとなしめ、という人でも、英語コミュニケーション学科で過ごすうちにきっと、その人の中の明るく積極的な面を引き出していくことができると思います。英語コミュニケーション学科教員一同、学生の皆さんをせいいっぱいサポートします。
4年次には一人ひとりの成長の証として、卒業プロジェクトを残し旅立っていきます。
Q4. 恵泉の特徴である少人数制教育はどんな風に活かされていますか?
英語圏への留学、小中学校での英語活動以外に、学内でもいろいろな形で楽しみながら英語を身につける活動があります。入学時には新入生全員でイングリッシュ・キャンプ(その名もEnjoy Communication Camp)に行き、二日間英語で交流し活動します。毎週木曜日昼休みにイングリッシュ・ラウンジがあり、教員と学生が自由にリラックスした雰囲気で気軽なトピックを話題にして、英語での会話を楽しみます。学園創立時から、英語による演劇を演じたり、英語の演劇を観ることがさかんな時代が長くありました。最近では、学生さんたちがつくった英語によるユーモアあふれるスキットでもりあがったこともありました(笑)。
英語コミュニケーション学科の授業はすべて基本的には英語で行われるか、教材は英語です。これらのクラスはすべて少人数ですので、英語が身につき、また教員と学生が親しくなることができます。親しい雰囲気のなか英語を学ぶので、さらに英語が身につく、というふうに発展していきます。
そして、Q2でご紹介した皆さんの成長、Q3でご紹介した卒業の季節に旅立つ皆さんの未来の姿は、少人数だからこそ一人ひとりの輝きを生かせるゼミのなかで実りにつながり、最終ステージでは卒業プロジェクトとしてまとめ、4年間の結晶を残すことができます。
受験生に一言
明日はは明日の風が吹くTomorrow is another day.
『風と共に去りぬ』の主人公、スカーレット・オハラの、この小説(映画)の一番最後ののせりふです。昨日まで、これまで、どんなにつらいことがあっても、後ろをふり返らずにすすんでいこうとする主人公の姿に感動します。
いつも前向きに、後ろをふり返らずにすすんでいきましょう。若い皆さんを応援しています!