恵泉女学園大学

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教育農場・園芸

No.49

恵泉女学園大学教育農場
2003年6月10日

★多摩キャンパスの昨年と今年の4,5月の気温と降水量(教育農場測定)

  最高気温 最低気温 平均気温 降水量
2002年4月
2003年4月
28.1℃(4/15)
27.1℃(4/18)
5.7℃(4/6)
3.3℃(4/5)
15.5℃
14.0℃
75.65ミリ
119.80ミリ
2002年5月
2003年5月
29.9℃(5/5)
26.4℃(5/3)
9.3℃(5/3)
9.0℃(5/10)
17.4℃
17.7℃
110.35ミリ
155.20ミリ

教育農場の6月の主な作業予定

★花壇・プランターの手入れ---春の花から夏の花に植え替えていきます。
★農場除草---草は一雨ごとにぐんぐん大きくなります。
★ラグラス収穫・乾燥---11月に「生活園芸 I」の授業で、ドライフラワーにしたムギワラギクなどを使ってリースを作ります。ラグラスもその時に使う花材の一つです。ラグラス収穫後の畑にはセンニチコウを植え付けます。
★有機JAS認証 継続申請書類作成---有機JAS規格による認証は、毎年更新しなければなりません。申請書類を提出し、厳しい調査を受け、有機農産物の生産農 場として認められているのです。
★フウリンソウ種子播き---多摩フェスティバルで販売する苗を育てます。

6月の生活園芸の授業

「生活園芸 I」の授業では昨年度焼き芋を行った時の草木灰を施肥して、サツマイモを植え付けました。キュウリはぐんぐん生長するので、随時麻ひもで支柱に誘引しましょう。中旬からキュウリの収穫も始まります。
「生活園芸 II」では花壇から挿し穂を採って、ハーブの挿し木をします。農場ではラディッシュやハーブの収穫、トウガラシやラッカセイなどの植え付けをする予定です。花壇のクラスは学生が種子から育てたインパチエンスで、ハンギングバスケットを作ります。

キャンパスの樹木

正門を出てすぐ左手で、キンシバイ(学名:Hypericum patulum オトギリソウ科)が黄色い5弁の花を枝垂れた枝先に咲かせています。一つの花に、1束60本の雄しべが5束あります。高さ1m程度で地際から多くの枝を出し、株立ちになります。 半落葉小低木で、学園近辺では秋に多少紅葉します。

(菊地牧恵)

水やりの話

梅雨の季節となりました。ガラス室では、「生活園芸 II」の授業で播いた草花の種子が発芽し生長中です。草花の苗はある程度大きくなってから、花壇などに植えます。苗が大きくなるまでの間、水やりという作業がとても重要です。
人間と同じように植物も水がなくては生きていけません。だからといって、与えすぎは良くありません。根が呼吸できず、根腐れの原因となるためです。
私たちが、のどが渇いたときに水を飲むのと同じように、植物が水を欲しがっているときに与えましょう。

(成田ゆりえ)