恵泉女学園大学

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教育農場・園芸

No.50

恵泉女学園大学教育農場
2003年7月7日

★多摩キャンパスの昨年と今年の6月の気温と降水量(教育農場測定)

  最高気温 最低気温 平均気温 降水量
2002年6月
2003年6月
30.2℃(6/5)
30.6℃(6/22)
12.9℃(6/19)
13.2℃(6/2)
20.3℃
21.7℃
200.95ミリ
171.30ミリ

教育農場の7月の主な作業予定

★花壇・プランターの手入れ---春の花から夏の花に植え替えています。
★農場除草---一雨ごとに草もぐんぐん大きくなります。
★センニチコウ植え付け---ラグラスを片づけた後の農場に植え付けます。夏から秋にかけて収穫し、ワイヤーを挿して乾燥します。ドライフラワーにして「生活園芸 I」でリースを作る予定です。
★フウリンソウ移植---先月播いた種子が発芽し、本葉が出てきました。今月上旬にセルパックに移植します。根が十分に張る下旬には、ポット上げです。
★ジャガイモ出荷---多摩キャンパスの食堂に農場でとれたジャガイモを出荷しました。学食のメニューに出されるのが楽しみですね。
★ブルーベリー収穫---農場の周囲にブルーベリーが植えられています。今月下旬から収穫が始まります。凍らせておいて秋学期の「生活園芸 II」でジャムを作ります。

7月の生活園芸の授業

農場周囲に植えてあるキイチゴの実が、黒く熟しています。是非食べてみて下さい。いい味です。ブルーベリーも少し遅れて食べ頃となります。
「生活園芸 I」ではキュウリの収穫が週1回では追いつかず、1本で400gもあるオバケキュウリがたくさんとれます。でも、これが案外おいしいんですよ。学生が持ち帰りきれないほど収穫できるので、学内事務所前でお裾分けしています。お試し下さい。
「生活園芸 II」では花壇にコスモス(イエローキャンパス)を播きます。10月に切り花として収穫します。農場では除草、敷き草を徹底的に行い、長い夏休みに備えます。下旬にはブロッコリーの種子を播き、その苗を秋に植え付ける予定です。

農場の鳥

農場の周りの雑木林でコンコンコンコンと木をたたく音が響くときがあります。コゲラ(学名:Dendrocopos kizuki、キツツキ科)が樹皮の裏にいる虫を探して、幹をくちばしでつついているのです。木の実も食べます。枯れ木に穴を掘り巣を作るそうです。
コゲラは一番小さなキツツキで、スズメと同じくらいの大きさです。背には黒褐色と白の横縞模様があります。「ケラ」とはキツツキ類の総称。英名 Grey-capped Woodpeckerの通り、灰色の帽子をかぶっているような姿をしています。

(菊地牧恵)

続・水やりの話

木陰が恋しい季節となりました。夏場も鉢物やプランターの水やりは重要な作業です。水やりの基本は、回数は少なく一度にたっぷりあげること(水が鉢の下にぬけるまで)です。

また、土は水を吸うと黒っぽくなり、乾くと白っぽくなります。この変化を目安にして、乾き始めたら水を与えます。植物によっては乾燥を好むものもあり、そんな時は土が白っぽく乾いてもしばらくは我慢させます。植物の性質や特徴を知っておくことも大切ですね。

(成田ゆりえ)