恵泉女学園大学教育農場
2004年7月9日
★多摩キャンパスの昨年と今年の5、6月の気温と降水量(教育農場測定)
最高気温 | 最低気温 | 平均気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
2003年5月 2004年5月 |
26.4℃(5/3) 29.3℃(5/30) |
9.0℃(5/10) 7.9℃(5/6) |
17.7℃ 17.3℃ |
155.20ミリ 162.10ミリ |
2003年6月 2004年6月 |
30.6℃(6/22) 31.8℃(6/22) |
13.2℃(6/2) 9.2℃(6/4) |
21.7℃ 20.7℃ |
171.30ミリ 138.70ミリ |
★ムギワラギク、センニチコウのネット張り──生活園芸の農場で、秋に作るドライフラワーのコサージの花材を育てています。1m以上の高さになるので、倒れないように支えのネットを張ります。
★フウリンソウ・ベコニア育苗── フウリンソウはポット上げ、ベゴニアはセルパックに移植します。
★農具整備── 今月で、春学期の授業は終了します。鎌や鍬を洗って研ぎ、秋学期に備えます。
生活園芸 I では、キュウリの収穫・誘引が毎週行われています。1株のキュウリから合計でいったい何Kg収穫することが出来たでしょうか?花が咲いてから何日目に食べられるくらいの大きさになったのでしょうか?ムギワラギクの収穫も始まります。よく観察してみましょう。
「生活園芸 II 」の農場のクラスでは、エダマメ, ジャガイモ, ミニトマト, インゲンの収穫が始まります。長い夏休みに向けて、除草・マルチをしっかりと行います。花壇クラスは、全ての花壇の除草を徹底的に行います。また、ハーブガーデンから挿し穂をとり、挿し木をする予定です。
農場ではブルーベリー(ツツジ科、スノキ属[Vaccinium L.]の数種の総称)の果実が色づき始めています。ブルーベリーは北アメリカ原産。強酸性の荒地に自生し、古くから先住民たちの食用として生の果実の利用だけでなく、ドライにして冬のビタミン類の供給源として利用されてきました。また、果実に含まれるアントシアニン色素(青い色素)は眼精疲労や視力低下などの予防に効果があるといわれています。
果実を食する効果だけでなく、春には釣り鐘状の小花を咲かせ、夏は果実を収穫し、秋には紅葉して私たちの目を楽しませてくれます。ブルーベリーの植物の姿を四季を通じて楽しんでみて
ください。
(成田 ゆりえ)
7月にもなると、夕食のメニューは、お決まりの夏野菜ばかりになるのですが、不思議と飽きることなく、夏じゅうもりもり食べ、結果として私は夏バテ知らずの体となっています。キュウリ、トマト、ナス、ジャガイモ、ピーマンなどのおなじみの夏野菜ですが、薬味となるネギ、シソ、ショウガ、ミョウガが素材を引き立てる名脇役となって私の食欲を増進させてくれています。この薬味たちは、庭の片隅のプランターで他の花に負けない存在感があり、食卓でその威力を発揮します。
採りたての野菜に摘みたての香菜を食し、自然の恵みをいただいた体はパワーに満ち、明日への活力となるのです。
(黒沼 陽子)