恵泉女学園大学教育農場
2005年11月1日
★多摩キャンパスの昨年と今年の4,5月の気温と降水量(教育農場測定)
最高気温 | 最低気温 | 平均気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
2005年9月 2004年9月 |
31.3℃(9/8) 31.4℃(9/14) |
13.5℃(9/30) 14.1℃(9/30) |
21.7℃ 22.6℃ |
152.70ミリ 163.70ミリ |
2005年10月 2004年10月 |
30.6℃(10/2) 27.2℃(10/1) |
7.0℃(10/23) 4.1℃(10/28) |
16.40℃ 14.80℃ |
233.40ミリ 848.50ミリ |
教育農場の11月の主な作業予定
★花壇・プランターの花がら摘み-----夏~秋にかけて咲くサルビアやベゴニアなどは徐々に咲き終わります。そのまま放置しておくと、枯れた花がらが原 因で病気にかかりやすくなります。その為、花がら摘みは随時行っています。
★春咲き草花の育苗------春の花壇を彩る草花の育苗は9月から始まっています。播種したものを1本1本移植し、大きくなったらさらに育苗用のポット に植え替えます。
★焼き芋準備------「生活園芸I」で収穫したサツマイモで焼き芋大会を行います。不要になった剪定枝を近隣の造園会社から譲ってもらい、焼き芋用の薪として利用したり、その後の灰をほうれん草の肥料として再利用しています。
「生活園芸I」では、各自の畑で育てられているハクサイ、ダイコン、カブなどの冬野菜の管理を行っています。その他、夏に収穫したムギワラギクを使ってのリースづくりも予定しています。「生活園芸II」の農場クラスでは、サトイモなどを収穫し、畑で茹でてとりたてを試食します。花壇クラスでは、春咲き草花の育苗を順次行っています。
今年度から、一本杉公園の古民家の庭先にある畑をお借りして、野菜や花を栽培するクラスが「生活園芸II」に加わりました。多摩市シルバーセンター「古民家花の会」の方々とご一緒に管理しています。10月には、コールラビーやシュンギクなどを植えました。
学名:Cornus florida ミズキ科
朝晩の気温が下がり、段々と木々の紅葉がきれいな季節になりました。この時期、赤く染まった葉と共に、つややかな深紅色の小さな実をつけている木があります。春に、花弁に似た白い総苞片が綺麗だったハナミズキです。
1912年、当時の東京市長が、アメリカ合衆国にソメイヨシノの苗木を贈りました。ソメイヨシノはワシントンのポトマック河畔に植えられ、その返礼として、1915年にアメリカからハナミズキの苗木が届き、日比谷公園に植えられました。ハナミズキはソメイヨシノと共に、日米親善の象徴でもある木です。花言葉には"返礼""私の想いを受けてください"という意味があります。
キャンパス内にもいくつかハナミズキがあります。紅葉を楽しんだら、春にこの話を思い出して、よく観察してみてくださいね。
(石井絢子)
11月5,6日に開催される多摩フェスティバルに向けて、準備の真っ最中です。
畑でとれた有機農産物が毎年好評で、今年はサトイモ、サツマイモの他に、カブが販売されます。その他に、「生活園芸I」で作成した押し花ハガキやクリスマスカードなどの、恵泉らしい手作り装飾品も並びます。
「フウリンソウ」という名のように、春になると風鈴のような花をたわわにつける植物があります。花屋さんで見ることの少ない、この「フウリンソウ」の苗は1ポット100円というお買い得な価格で販売されます。お楽しみに!
イラスト
人間環境学科3年 杉山さつき