恵泉女学園大学教育農場
2007年04月02日
★多摩キャンパスの昨年と今年の2,3月の気温と降水量(教育農場測定)
最高気温 | 最低気温 | 平均気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
2007年2月 2006年2月 |
16.8℃(2/6) 20.8℃(2/15) |
-5.0℃(2/5) -7.8℃(2/5) |
6.1℃ 4.8℃ |
55.90ミリ 160.10ミリ |
2007年3月 2006年3月 |
19.5℃(3/5) 19.0℃(3/12) |
-3.9℃(3/13) -5.1℃(3/14) |
7.0℃ 7.5℃ |
33.20ミリ 88.80ミリ |
★実習準備───農場は今、一面をホトケノザ・スズナ・オオイヌノフグリ・ヨモギなどの春に咲く草に覆われ、ピンク・白・水色に染まっています。
4月からの授業に備えて、畑を整備して1.5mx0.6mの区画を作ります。
★花壇・プランターの管理───3月に植え付けた春咲きの植物が日に日に成長してきます。花がらつみや除草、支柱立てなどの手入れをしてたくさんの花が咲くことを待ち望んでいます。
新1年生の初日の授業はジャガイモの植え付けから始まります。植えたジャガイモはどのように育ち、どこにイモをつけるのでしょう?「生活園芸I」の授業では、畑での作業を通して様々なことを学びます。自然の山々に囲まれた教育農場は、今の時期、春風が心地良く、たくさんの生き物と遭遇する恵みにあふれています。5月には、ジャガイモ畑の隣にキュウリを植え付けます。
「生活園芸II」の農場クラスと一本杉公園クラスでは、ジャガイモを植え付けます。キタアカリやワセジロなど、1年生が植えるダンシャクとは違う品種です。味比べが楽しみですね。花壇クラスは秋に咲く一年草の種まきをします。
学名:Lathyrus odoratus マメ科
スイートピーには"門出" "繊細な喜び" "青春の喜び"などの花言葉があります。花の形が蝶々のようで、今にも飛び立ってしまいそうな姿から、"門出"という花言葉が生まれたそうです。 種名の odoratusは「香気のある」という意味です。その名の通り、とても優しくて甘い香りがします。キャンパス内の花壇やプランターにもスイートピーが植わっています。見つけたら是非顔を近づけて甘い香りを楽しんでみてください。
(石井絢子)
5月26日(土)に第3回スプリングフェスタが開催されます。
学生と教職員が一体となり、恵泉創立の精神、「キリスト教」「国際」「園芸」を軸に、様々な企画を準備しています。「園芸」では、キャンパス内の美しい花々や教育農場での授業の様子を紹介するほか、販売、展示、講習会、喫茶など恵泉ならではの様々な園芸を紹介いたします。詳細はプログラムでご案内いたします。
キャンパスの中に春風が舞い込んできました。木々の間を風が通り抜けると、木の芽は優しい目覚まし時計で目を覚ましているようにも見えます。まぶしい日の光の下で、芽の中から葉をのぞかせる様子に、今年も春がまた巡ってきたことを感じ、そのたくましさとたくさんの恵みを思う日々です。
農場のチューリップの芽が今年も顔をのぞかせ始めました。2年前の秋に一緒にその球根を植えた学生達は、今年の3月に卒業していきました。しっかりとしたチューリップの新しい葉は「あの時ぼくをみんなであれこれ言いながら植え付けてくれたね」と言っているようです。。
4月に新しく新入生が入学してきます。楽しいことが始まる予感がします。
(黒沼陽子)