恵泉女学園大学教育農場
2007年10月15日
★多摩キャンパスの昨年と今年の7,8,9月の気温と降水量(教育農場測定)
最高気温 | 最低気温 | 平均気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
2006年7月 2007年7月 |
34.5℃(13日) 33.5℃(27日) |
18.8℃(21日) 17.5℃(17日) |
23.9℃ 22.9℃ |
55.9ミリ 363.0ミリ |
2006年8月 2007年8月 |
35.5℃(5日) 36.8℃(16日) |
18.8℃(2日) 18.0℃(1日) |
25.5℃ 27.0℃ |
33.2ミリ 50.0ミリ |
2006年9月 2007年9月 |
32.3℃(10日) 33.2℃(22日) |
15.0℃(28日) 14.0℃(30日) |
21.7℃ 23.1℃ |
201.4ミリ 260.6ミリ |
★多摩フェスティバル準備───11月の10,11日は多摩フェスティバルです。例年、多摩フェス用に育てているダイコン、今年は夏が長く虫が多かったり台風があったりで、この時期には間にあいませんでした。しかし、サトイモやカブは順調です。
ドライフラワーを使った装飾品の作品作りも順調に進んでいます。
★花壇・プランターの管理───7月から咲き始めた花壇の花たちは、今年の猛暑を乗り切り、涼しい秋風を心地良く感じているようです。花がら摘みや追肥をすることによって、体力を回復し、もうひと花咲かせてくれそうです。
暮らしを豊かにする園芸を目指す「生活園芸I」では、押し花ハガキ作りの実習をします。思い思いの作品が出来上がります。皆さんは誰にそのハガキを出すのでしょうか?農場ではサツマイモの収穫が始まります。どのようにサツマイモが成長しているのか、ハラハラドキドキな瞬間です。大きな持ち帰り用のバッグを抱えて農場に集合します。
「生活園芸II」の農場クラスでは、秋野菜の種子まき、収穫した野菜を農場で試食する季節となりました。一本杉公園クラスの花壇は斜面なので土留めをし、ベゴニアなど秋の花を植えます。花壇クラスは春に咲く一年草の育苗をしています。
生活園芸Iで栽培するサツマイモは、とっても優秀な作物です。便秘、肌のトラブル、むくみ、かぜ等に効くとされています。豊富な食物繊維と、加熱しても損失の少ないビタミンC(コラーゲンの生成に役立つ)で美肌効果を発揮!また、カリウムを豊富に含むため、塩分の過剰摂取によって起こるむくみも予防しますよ!その上、サツマイモはやせ地でよく育ちます。しかし土壌が良すぎると、ツルだけ伸びてイモの収穫量が少ないツルボケもおこります。近年人気の芋焼酎!原料はコガネセンガンという品種のサツマイモが有名です。
日本ではサツマイモはクリのような味がすることから、クリを九里という漢字に当て字をして、九里にちかい「八里半」という名も生まれています。
(坂下史恵)
恵泉に入ったら必ず履修する「生活園芸I」を中心とした大学の園芸教育を、「教養教育としての生活園芸 -持続可能な環境と社会をになう市民の育成- 」として申請し、特色GPに選定されました。今まで皆さんと共に積み上げてきた実績が認められ、選定率15%の狭き門を突破したのです。
この特色GPの支援を受けて、今後は以下のことを計画しています。
乞う、ご期待!