恵泉女学園大学教育農場
2010年5月28日
★多摩キャンパスの昨年と今年の4月の気温と降水量
最高気温 | 最低気温 | 平均気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
2010年4月 2011年4月 |
26.0℃(21日) 26.0℃(16日) |
0.0℃(16日) -1.0℃(2,5日) |
11.4℃ 12.6℃ |
189.6㎜ 45.6㎜ |
★農場周囲の草刈... 刈った草はそのまま敷いておき、次に生えてくる草の勢いを抑さえたり、土砂が飛んだり流れたりするのを防いだり、地温上昇を防いだりします。
★草花育苗... インパチェンスやサルビア等、4月に播種し大きくなった苗のポット上げをします。「生活園芸I」でリース作りに利用するドライフラワー(センニチコウ)の苗を農場へ植え付けます。
東日本大震災の影響で、授業開始が1週間遅れたことから、1年生必修の「生活園芸I」の実習のスタートも、ジャガイモの植え付けも、4月下旬となりました。しかし、1回の実習で扱う作業内容を増やし、キュウリの植え付けやムギワラギクの播種も例年と同様、5月中旬までに終えることができました。6月上旬からはキュウリが、7月上旬にはジャガイモが収穫できる予定です。
2年生以上の選択科目「生活園芸Ⅱ」の6月の予定は、去年堀り上げておいたサトイモの植え付け、4月に植え付けたジャガイモの収穫、ハーブの挿し木等です。
5月28日(土)に「恵泉スプリングフェスティバル」が開催されます。園芸関係では、有機栽培のコーヒーやお茶が楽しめるオーガニックカフェや、園芸課外活動で栽培した有機野菜の販売、学生による案内が大好評のキッチンガーデン・農場ツアーなど、楽しい!美味しい!企画をたくさん準備しています。
(佐藤佐知子)
☆里地・里山保全
管理が行き届かなくなった山林や休耕田の再生活動を通じて、小野路で育まれてきた自然と人間との有機的なつながりに基づく里地・里山の生態系や文化を学びながら、その再生と保全を図る。こんな目標を掲げて、いよいよ4月より本格的に始まりました。町田市小野路の水田、隣接する斜面の雑木林や竹林で、「NPO法人 みどりのゆび」の方々、地元の農家や地権者の方々にご理解ご協力を頂き、活動しています。
水田ではモチ米とコシヒカリを作ります。3月に野焼きをし、4月には田起こし・畦きり、5月に籾まきをしました。6月にはいよいよ田植えです。また4月下旬より、「NPO法人 みどりのゆび」の竹林でタケノコ堀をさせて頂き、南野キャンパスで採れたものとあわせて瓶詰めに加工しました。この瓶詰めの一部は、人間環境学科の一年生が6月11日~12日に行われる合宿で調理し食します。
(宮崎明香)
☆尾根幹線花壇植栽管理
スクールバスの通り道「恵泉女学園大学前」交差点付近に尾根幹線花壇があります。昨秋に西村ゼミで種子をまきポット上げをして、園芸課外活動で年明けに植込みした草花が、初夏の風に揺れて咲いています。ムギセンノウが花盛り、マトリカリアはこれから咲きます。昨夏の猛暑でダメージが大きかったセイヨウアジサイに、小さな蕾みが付き始めました。
降水量が増え、気温も上がり、草花に負けないくらい雑草たちも元気です。先日の園芸課外活動では、園芸好きの一年生と汗だくになりながら除草をしました。5月中旬のゼミで、夏の草花のポット上げを行いました。6月には春から夏花壇へ衣替えをします。
(丸山美夏)