恵泉女学園大学教育農場
2012年7月20日
6月17日に、大学から歩いて10分ほどのところにある町田市小野路の水田で、「NPO法人みどりのゆび」の方々、地元の方々のご協力のもとお田植えを行いました。午前中は、南野キャンパスで合宿中の人間環境学科の1年生全員が、午後は園芸課外活動の有志の学生たちが行いました。
午後のお田植えの前に、まず腹ごしらえ。メニューは、園芸課外活動「恵泉やさい」の畑で採れた新鮮なサニーレタスを、贅沢にたっぷり入れたおみそ汁。そして釜で炊いたご飯です。私はご飯を焼きおにぎりにして食べました!地元、小野路で作られたお味噌をつけ、七輪で焼きました。少し焦げてしまいましたが、そのこげの苦さもお味噌で紛れ、カリカリして美味しかったです。私は一人暮らしで、普段は一人で狭い部屋で食べるので、屋外でみんなと食べるご飯は、どんなごちそうよりもおいしかったです。
お田植えは、横一列になって印があるところに、ひたすら苗を植えていくといった地味な作業でしたが、普段味わうことができない田んぼの土のねちょねちょした感触を味わったり、大自然に生きる大きなヒキガエルやシュレーゲルアオガエルの卵を見たりと、ドキドキワクワクの連続でした。
私は英語コミュニケーション学科の学生ですが、そんなのお構いなしに受け入れてくれる仲間に感謝しつつ、大自然とともにお田植えを楽しみました。私にとってとても価値ある1日となりました。
英語コミュニケーション学科4年 神田留合子
6月中旬からキャンパスのあちこちで、グリーンカーテンが設置されているのをご存じですか。図書室前、C棟南側、南野キャンパス校舎や中庭等に、横約2メートルから10メートル、ゴーヤやアサガオが育っています。2階か、3階か、どこまで伸びるか今から楽しみです。ゴーヤカーテンによって教室が、体感的にも視覚的にも涼しくなることを期待します。
宮崎明香
※ゴーヤは多摩市の貝取小と西愛宕小の子どもたちが、恵泉の指導でタネ播きした苗。
アサガオは樋口ゼミの卒論研究用。
★多摩キャンパスの昨年と今年の6月の気温と降水量
最高気温 | 最低気温 | 平均気温 | 降水量 | |
---|---|---|---|---|
2011年6月 2012年6月 |
34.0℃(6/29) 30.0℃(6/20) |
10.0℃(6/1) 12.0℃(6/7,27) |
21.1℃ 20.1℃ |
131.0㎜ 214.3㎜ |
6月の平均値 (過去30年、府中市) |
25.8℃ | 17.5℃ | 21.3℃ | 157.8㎜ |
農場では、春にはアーモンドが咲き、次にベリー類が咲きだし、梅雨にはアジサイ、暑くなってくるとナツツバキ・・・と、季節ごとに色々な花が見られることは、ご存知の方が多いと思います。実は、農場に行く途中の雑木林の斜面でも、いろんな花がひっそりと咲いています。
春には「マムシグサ」という緑色の仏炎苞が面白い形の花が咲き、初夏には学内のハーブガーデンにも植えられる、フウリンソウに似た花の「ホタルブクロ」がたくさん見られます。暑くなると「ヒヨドリバナ」という、フジバカマに似た白い花が咲きます。春に白い小さな花をつけ、今は緑色の四角い実をつけているマユミ。秋には赤く熟し、4つに割れます。
足元を見ながら歩くと、落ちている桑の実!見上げると!!!
農場までの道のりは、きょろきょろ辺りを見まわし、ゆっくり観察しながら歩くと、素敵な発見ができますよ~!
佐藤佐知子