- 「カレン族における木・竹の利用と森林保全 ―ヒンラートナイ村を事例にして―」
- 「循環型で採れる食材は村人の食の自給率につながるのかーヒンラートナイ村を事例にあげてー」
- 「フォーマル教育を受ける子どもと地域に根ざしたノンフォーマル教育を受ける子どもの生活スタイルの比較―タイ・カレン族ヒンラートノーク村を事例に」
- 「持続可能な開発の継承における新世代グループの役割―メーター区の事例を通してー」
- 「タイのセックスワーカーのジェンダー観」
- 「SOCIALLY EMPOWERED ENTERPRISEの発展プロセス―アカアマコーヒーを事例に―」
長期フィールドスタディ(長期FS)
恵泉女学園大学では、日本や外国を理解する際に、机上の知識だけでは学び取ることのできない人間的な理解こそ必要だと考えています。 そのひとつに、約5ヶ月間タイで実施される長期フィールドスタディが用意されており、今も多くの学生が現地で学んでいます。その様子を学生の皆さんが現地からレポートいたします。
- 2023年12月18日体験学習の学び①クルーナム財団・子どもの家
- 2023年11月03日休日の過ごし方
- 2023年10月23日2023年度の体験学習先
- 2023年10月14日カンチャナブリフィールドトリップ
- 2023年10月03日山地民の村ホームステイ
長期フィールドスタディとは
長期フィールドスタディは、北部タイの中心都市チェンマイ市にある国立チェンマイ大学と提携して実施している約5ヶ月間のプログラムです。前半はチェンマイ大学でタイ語やタイの社会・文化・開発問題について学び、後半は様々な問題に取り組んでいる現地のNGOや住民組織、農山村などの現場で体験学習を行います。
このプログラムは他大学に先駆けて2000年度より実施され、2006年度には文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択されています。2016年度で17回目を迎え、これまでに合計150名近くの学生が参加してきました。卒業後は青年海外協力隊、NGOスタッフ、有機農業者など幅広い分野で活躍しています。
また、文部科学省が教育効果の高いインターンシップのすそ野を広げる取り組みとして2017年度に始めた「大学等におけるインターンシップの届出制度」に登録されています。
2018年12年には、文部科学省「大学等におけるインターンシップ表彰」において、最優秀賞に次ぐ選考委員会特別賞を受賞いたしました。
タイ長期フィールドスタディのスケジュール
タイ長期フィールドスタディを履修する学生は、まずタイへ出発する前の春学期に「フィールドスタディ入門Ⅱ」を履修し、事前学習をします。その後、8月中旬にタイへ出発してから12月末に日本に帰国するまでの約5ヶ月のスケジュールで現地でのフィールドスタディは進行します。
ここではフィールドスタディ期間中のプログラムを具体的に紹介します。
- タイ語の授業
- 農村ホームステイ
- 体験学習報告会
- 体験学習先のお手伝い
8月・9月 -タイについて知り、体験学習テーマを深める-
チェンマイ大学のゲストハウスに宿泊し、実践的なタイ語やタイの文化、社会事情などの講義を受けながら、タイへの出発前に設定した体験学習テーマについての学びを深めます。授業の合間には、農村や山地民の村でのホームステイも体験します。9月になると、課外授業で体験学習候補先であるNGO、政府機関、住民組織などを訪問し、各自のテーマに合わせた体験学習先を決定します。
10月~12月前半 -体験学習期間-
いよいよ長期フィールドスタディの真骨頂でもある体験学習の始まりです!体験学習期間は3期に分かれ、各期終了後にはチェンマイ大学に戻ります。中間報告会で調査の進行状況を発表し、先生方からアドバイスを受けます。
12月前半~帰国まで -レポート作成と振り返り-
体験学習期間に調査してきた各自のテーマについて、最終レポートをまとめます。このレポートを仕上げて提出したら、最後は皆でプログラム評価会を行います。