「教養教育としての生活園芸」活動報告会

2008年02月08日

2007年度文部科学省特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)選定「教養教育としての生活園芸-持続可能な環境と社会を担う市民の育成」活動報告会を開催しました。第1部では国内外における食農・食育の取り組みに関する事例報告を3人の方々からいただき、第2部では本学における活動報告を、最後に、これらに対するコメントをいただくという構成で進行。当日は、幼児から成人まで広い年齢層を対象とした食育、食農教育に携わる多くの方の参加がありました。

日 時:2007年12月14日(金)13:20~16:30
場 所:恵泉女学園大学 多摩キャンパスG101(東京都多摩市)
参加者数:90名(学外24名、学内 学生50名・教職員16名)

プログラム
第一部
国内外における食農・食育の取組
    恵泉女学園中学校・高等学校/入江百合香(恵泉女学園中学校・高等学校教諭)
    米国カリフォルニア州マーティン・ルーサーキングJr.中学校/堀口博子(『食育菜園』(家の光協会)編集者)
    今治市立城東小学校/丹下晴美(城東小学校元校長)
第二部
恵泉女学園大学の取組
    教育農場ツアー/学生有志
    活動報告/澤登早苗(恵泉女学園大学准教授)
第三部
まとめ/奈須正裕(上智大学教授)

報告会の成果
国内外における食農・食育の取組報告を通して、食農・食育への興味・関心が高まるとともに、新しいアイディアや知識を得ることができました。また、学生有志らの案内による教育農場ツアーや活動報告を通して、恵泉女学園大学の生活園芸の取組を多くの人々に伝えることができました。報告会終了後の交流会では、11月29日の食育セミナーの受講学生がそこで学んだレシピを参考に作った味噌ニャカウダを教育農場産の野菜に添えて、学外からの参加者に試食していだきました。
報告会後のアンケートでは、「国内外における食農・食育活動の報告が参考になったか」の問に対して86%が「たいへん参考になった」(「参考になった」を加えれば100%)、また、「恵泉の取組参考度」については、63%が「大変参考になった」(「参考になった」を加えれば86%)と答えていました。

今後の事業への反映
国内外のさまざまな事例を参考に、現在実施している活動内容を見直し、今後の取り組みをより効果的に行っていく指標を得ました。今後は、「持続可能な環境と社会を担う市民の育成」をさらに進めるのみならず、それを積極的に対外へ知らせるための活動を推進します。また、情報交換の場としての食農・食育をテーマとした研究会を発足させることを目指します。

  • まとめと質疑応答まとめと質疑応答
  • 教育農場ツアー教育農場ツアー
  • 交流会:学生の作った野菜の試食も交流会:学生の作った野菜の試食も