活動報告会「持続可能な社会に向けた教育プログラム(カリフォルニアにおける実践)」を開催しました
2008年08月09日
「持続可能な社会に向けた教育プログラム(カリフォルニアにおける実践)」というテーマで、第二回の活動報告会を開催しました。
第一部では、2008年3月に行なったカリフォルニアの事例調査の報告をしました。まずカリフォルニアの農業園芸事情とその背景、UCサンタクルーズ校の教育プログラム、バークレー地区の菜園学習、Campus Food Systemについて報告し、その視察の成果を恵泉女学園大学で具体的にどのように取り入れていくか、カリフォルニアフィールドスタディなどいくつかの提案をしました。
また、来年2月に、カリフォルニア大学のスティーブ・グリースマン教授を招き、「持続可能な社会」に関する国際シンポジウムを開催予定であることを報告しました。
第二部では、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の村本穣司氏に、カリフォルニアにおける持続可能な社会作りのための教育研究動向について、講演していただきました。村本氏の研究は、他分野との統合的アプローチによってなされており、このような学際的な研究のあり方がいかに重要かを述べておられました。
第三部は、J205に場所を変え、村本氏を囲んでの懇親会でした。様々な意見交換をし、今後の情報交換や研究成果の共有のためのよい交流の場となりました。懇親会では、教育農場産の茹でジャガイモに、恵泉のハーブガーデン産のハーブソルトをつけていただきました。
日時:2008年7月10日(木)14:00~18:30
場所:恵泉女学園大学 多摩キャンパスJ202(東京都多摩市)
●プログラム
第一部 カリフォルニアにおける教育プログラム事例調査報告 14:00~15:40
/恵泉女学園大学特色GP「教養教育としての生活園芸」タスクフォース
はじめに/澤登早苗
カリフォルニアの農業園芸事情とその背景/藤田智
UCサンタクルーズ校の教育プログラム/菊地牧恵
バークレー地区の菜園学習/来島泰史
Campus Food System UCサンタクルーズ校とUCバークレー校の取り組み/宮内康之
まとめ/澤登早苗
第二部 カリフォルニアにおける持続可能な社会作りのための教育研究動向 16:00~17:10
/村本穣司(UCサンタクルーズ校アグロエコロジーおよび持続的食料システムセンター研究員)
第三部 懇談会 17:20~18:30