【開催趣旨】
この度の、東日本大震災、地震と津波は天災です。
しかし、福島第一原子力発電所の事故は人災です。
それによってこれまで、自然と調和を図りながら生きてきた多くの農業者が大きな影響を被っているこ
とは耐えがたいことです。福島第一原発で発電された電気を使用してきた私たちは、風評被害に苦しん
でいる農業者と何らかの方法で支えあっていく責任があると思います。
今、多くの方が被災地に入り、復旧・復興のための支援活動を始めています。大学にも文部科学省からは、
学生に被災地でボランティアを行うことを推進し、それを単位として認めるようにといった申し入れも
来ています。
しかし、私たちは、現地に赴かなくても、東京にいても風評被害を受けている農業者から直接お話を伺
うことを通じて、何か出来ることがあるはずだと考えています。
特に、本学では必修授業で1 年間、野菜を育てることを実践していることから、自分で育てた作物に対 する思いは人一倍強くなっています。
タネから自分の手で育てたものを、各自、家に持ち帰って食べるという実体験を通じて、学生たちは実 に多くのことを学び、食べものをつくってくれる農業者の応援団となっていきます。学生たちには、こ れをきっかけに、これからの社会をどのように生きるべきであるか真剣に考えて欲しいと思っています。
そこで5 月29 日、福島の農業者の皆さんに本学に来ていただき、今の思いを学生に伝えていただくとと もに、多摩ニュータウン等の一般市民に向けて福島産の農産物を販売する、応援イベントを開催したい と思います。本趣旨に賛同いただき、一人でも多くの方にご協力をお願いいたしたいと思います。
詳細は下記関連リンクをご覧ください。