こちらは先月からだんだんと寒くなってきています。とくに朝教室に向かう時はまだ気温が上がりきっておらずかなり寒いのですが、現地の学生たちはさすが寒さに慣れているのかまだまだ薄着です。すでに軽いコートを着て出かけている私は少し浮いて見えるかもしれません。
先月は課外授業で学校のみんなとジャガルチ市場へ行き船に乗ったり、作文大会があったり、クラスメイトたちと夜ごはんを食べに行ったりしました。クラスみんなでご飯を食べに行くことは珍しいことらしく、うちのクラスはとくに仲が良いようです。また毎日3,4時限目の授業の先生が良い意味で少し緩いところがあり、授業中いつも話が脱線して先生を含め韓国、日本、中国、オーストラリア4カ国のそれぞれの文化の違いについて話をします。例えば、オーストラリアでは人よりもカンガルーの数の方が多く、カンガルーの肉も食べているという話を聞いて、私を含めアジア圏の全員が驚きました(ちなみにカンガルー肉の味はいつもジャンプしているため脂っこくなく引き締まっているらしいです)。また日本では牛タンをよく食べますが、他の国はあまり食べないそうです。他にもそれぞれの国の習慣や常識について毎日のように話し合っているので、次々に新しい発見があって面白いです。みんなでしゃべっていると教科書を学んでいるよりも韓国語で自分が言いたいことを言う練習になり、他の国の文化を知り自分の国を見つめ直すことにもなるのでとても楽しく、私はこのおしゃべりの時間が大好きです。また最近は休み時間にお互いの国の言葉を教え合っています。相手に対して韓国語を使って母国語の説明することになるのでややこしいですがこれも面白いです。
今月は語学堂の中間テストや留学生みんなで行く合宿もあるので、体調にも気を付けながら過ごそうと思います。
Hiromi M.(人間環境学科3年)
9月中旬から授業が始まってからの毎日は本当にあっという間にすぎ、もう11月に入って今年も残りあと2ヶ月だなんて信じられない気持ちです。
先月からいろいろなことがありました。まず語学堂では実力試しテストがありました。私は、このテストで少しあやふやになっている文法が分かったり、単語では形容詞が苦手だということが分かったり、今まで勉強してきたことがきちんと身についているかどうかを確認する良い機会になりました。そして再来週には中間テストがあります。中間テストは2日がかりの大きなテストなので、今から少しドキドキです。
また、自分の韓国語がついていかず、あまり話すことができなかった中国人やオーストラリアからのクラスメートとも仲良くなれたように思います。先月には授業を越えて、みんなで食事に行きました。やはり、このように一緒にご飯を食べたり何げない話をしたりというような時間を一緒に過ごすことは大きくて、こういう時間を過ごすことで仲良くなれるんだなあと感じました。中国やオーストラリアについての話を聞くことはとても楽しいし、日本について話して日本のことを知ってもらえるのもとても嬉しいです。私たちのクラスの方の中には日本語にも興味を持ってくださる方が多くて、「おはよう」とあいさつをしてくれたり、ひらがなやカタカナが書けたりという方もいてびっくりです。授業のときにもよくそれぞれの国の文化について話す機会があります。中国、オーストラリア、日本、そして韓国と4カ国について知ることができて、とても新鮮でおもしろいです。今まで授業で引っ越し、アルバイト、結婚式・お葬式などについて学んできましたが、やはり国によって習慣や風習がとても違います。中国では贈り物として時計をあげることはタブーであるとか、オーストラリアでは友人が引っ越しをしたらその家で温かい家庭が築けるように新しい家で最初にお酒を飲んでお祝いするとか、このようなことを全部含めて、留学しなければ分からなかったことなので、韓国に留学するということはただ単に韓国語を学ぶだけじゃなくて、このような機会や時間も経験できるということなんだと感じます。そう思うと、こうして今、中国やオーストラリアの方と話してお互いの文化について知ることができることは、私にとってとてもいい経験になっているし、貴重な時間だなあと感じます。
また、先月は2級クラスのみんなでチャガルチ市場祭りに行ったり、作文大会があったりと楽しい行事がありました。11月にも中間テストの他に来週には公園に遠足に行く予定で、 再来週にはMTがある予定です。楽しい行事が盛りだくさんで、今からとても楽しみにしています。この行事を通してクラスのみんなともっと仲良くなれたらいいなあと思っています。
そして、語学堂の他に参加させていただいている大学の学部の授業もとても楽しくて、その授業を通して友達になった方や、寮で友達になった方などと週末に遊びに行ったり、一緒にご飯を食べたりと毎日とても楽しく過ごしています。最初は友達ができないと焦ったり、自分の韓国語がなかなか伸びないことに焦ったりしていたけれど、今ではクラスメートとも仲良くなれて、友達もできて、逆に時間が足りないくらいです。
もう少しでわたしの留学生活も半分を迎えます。残りの時間を、韓国でできた友達を大切にしながら、あとで後悔しないように1日1日を楽しく過ごしていきたいと思います。限られた時間だからこそできることもあるのではないかと思うし、このように私に与えられた時間を大切にしたいと思っています。
Harue Y.(文化学科4年)