留学生活残り1ヶ月を前に思うこと 派遣留学生の声:中国

2014年12月08日 

参加者1

今年最後の月に入り、いよいよ留学生活も残り約一月ばかりになりました。日本にいる時に比べて毎日が充実しており、一年がより早く感じられます。

そして、明日はいよいよHSK5級の試験です。今回、5級を受けようと決意したのがおよそ一週間前のことだったので、残念ながら万全の対策を整えた状態での受験ではありませんが今までの力を試すような感じで受けてみたいと思います。先月、4級に合格したばかりですが、4級に比べて語彙数もリスニングも難易度は格段に違います。留学生活終盤に差し掛かっているとはいえ、今の私にとって5級のリスニングは難しく、値するような力は正直まだ無いと自分では感じています。留学していても、リスニング力は低いままですが、留学仕立ての頃に比べたら格段に成長しているのは確かなことです。常に人と比べられる毎日ですが、始めからスタートラインが違っていたわけなので他人と比べずに自分を評価したいと思います。

留学したてのころは、お金の値段すらも上手く聞こえず、つい大きなお金を出してしまって買い物をするたびにお財布が重くずっしりとなっていったものでした。しかし今では、スーパーで期限切れの商品に出会してしまい、品質のクレームを店員に言ったり、外国人だからと料金を多く請求してきたタクシーの運転手と喧嘩をしたり、まるであの頃の自分が嘘のように自分では思います。また、留学生活を通して勉強面以外に精神面でも大きく成長できたと実感しています。19年間住み慣れた環境を離れることによって、色々と感じたり考えたりすることが多いので精神的に辛く感じる日々もあります。そんな時、いつも支えてくださった杉達の先生方や友人には感謝の気持ちでいっぱいで、残り約一ヶ月でどう伝えていくか考えている最中です。今回のHSK5級の受験も、突然のことだったにも関わらず、授業中はもちろん、また授業以外の面でも対応して下さっているので、いい結果を必ずや出したいと思います。残り限られた時間を最大限に有効活用して、着実に前へ前進していきたいです。

参加者2

● 学習面

中国語:教科書を終わらせ、一月のHSK五級、六級の取得を目指して苦手な分野を復習している。特に、並び替え問題や、写真を見て説明する問題に力を入れて勉強をしている。リスニング問題では長文読解の問題でつまずくが、他の問題では聞き取れている。長文読解、単語、表現力が欠けているので、今後、残り二ヶ月の課題である。

ゼミ:日本語学科四年生のゼミに参加しており、論文の書き方などを勉強している。帰国してから論文を書くので、今からテーマを決める。中国に留学しているこの機会に学生達にアンケートに答えてもらう。

国際貿易:中国と関係する企業に就職したいと考え、貿易の授業を選択しました。貿易の授業は、専門用語がたくさんあり、会社に送るメールの書き方など、中国語から日本語に翻訳をし、日頃の授業で習わない単語などが習得できる。
会計学:簿記検定の取得に向け、会計学を学んでいる。経済学部でもなく、簿記を学ぶ機会が無かった為、この機会に学び、帰国後に簿記三級の取得を目指す。 英語:アメリカとイギリスの文化について学び、授業では中国との比較を学ぶ。授業は全て英語で行われる為、英語も現在必死に勉強をしている。内容は、教育問題や、仕事、同性愛者などについて学ぶ。

● 生活面
中国で生活して早くも九ヶ月が経ち、留学生活も残り一ヶ月で終わりを迎える。十二月に入り、上海は一気に気温が下がり寒くなってきた。風邪を引かないように、体調管理には食事から気を付けたいと思い、今学期はなるべく自炊を心がけるように努力している。 私は少しでも多く中国での思い出を残したいと思い、友人に声をかけ週末などは出かけたりしています。上海以外の場所に行きたいのは山々ですが、毎日授業があり、土日のみだと出かける場所も限られており、改めて中国は大きい国だと感じました。

先日、日本語学科の友人四名が私の部屋に遊びに来て、鍋パーティーをした。設備の整った寮にも関わらず、友人を招いてこのようなイベントを行ったのは初めてで、一緒に料理をしたり、餃子を包んだり、トランプをしたりなど楽しいひと時を過ごすことができた。