韓国(新羅大学)協定留学生より1 派遣留学生の声:韓国
2015年03月15日
2015年3月より2016年2月までの予定で、韓国の新羅大学に協定留学している学生より報告書が届きました。
韓国の大学、釜山の新羅大学に来て1週間が経った。韓国の大学は、ソウルの聖公会大学しか行ったことがなかったため、現地での生活や釜山独特の方言などがとても不安だった。しかし、1週間経ち、現地での生活に早くも慣れて来たことを実感している。今まで韓国の市営バスに乗ったことがなかったが、新羅大学では市営のバスに乗らないと大きな駅まで行くことが出来ない。韓国のバスは日本と違い、激しく揺れるため、乗っているのがやっとだ。またバス停の名前を放送する前に通りすぎてしまうため、今まで怖くて乗ることが出来なかった。ここに来てから、一人でもバスに乗れるようになったのはとても大きな進歩だと思う。
新羅大学では、来週の月曜日から授業が始まるため、まだ勉強はしていない。ただ学校の周りを散策したり、バスに乗って映画館に行ったりなど色々なことをすることが出来た。映画は、韓国で今話題になっている「国際市場(국제시장)」を見に行った。朝鮮戦争によって離ればなれになった親子の生き様が描かれた映画だが、離散家族の深刻さがとても良く分かった。この映画に対して、韓国では賛否両論があるというが、私は感動して涙が止まらなかった。
また授業が始まっていないため、机に座っての勉強はしていないが、韓国人の友達と話すだけでとても勉強になることを実感した。新羅には、恵泉の卒業生で日本語を教えている先生がいるが、その方を通じて韓国人の子と話す機会が増えた。もちろん日本語学科であるため、日本語で話すこともあるが、時に私が日本語を教えるなど自分自身の勉強にもなっている。今週の金曜日から土曜日にかけて、韓国人の新入生のプログラムだという合宿に参加させてもらえることになった。そこでも韓国語を使う機会がたくさんあるだろうし、それ以上に色々な子と会い、友達になることが楽しみだ。
来週の月曜日から本格的に語学堂の授業がスタートする。新羅大学に来てからすぐに、語学堂の先生とお話する機会があった。そこで韓国語をこれから自分の中でどう生かしていくのかというお話がとても印象的で、改めてハングルの語学試験であるTOPIKを最高点の6級まで上げたいと思った。今は恐れよりも楽しみなことが多いけれども、語学の点が思うように伸びなかったり、色々と悩むこともこれからあると思う。自分の目標だけは絶対にぶれないでいたい。
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