2015年4月より2016年3月までイギリス New Castle大学へ留学している学生から現地での生活の報告がとどきました。
派遣留学生の声:イギリス
こちらでの生活も、2ヶ月が経とうとしています。1日4時間、週5日授業を受けていますが、いよいよ一週間後に試験が迫っています。リスニングとリーディング、スピーキングの向上は感じていますが、ライティングが相変わらず難しく感じていて、なかなか上手にエッセイが書けません。またボキャブラリーの欠如がネックになっていて、辞書なしで文章を書くことに自信がありません。あと一週間で準備が間に合うか不安です。
5月の出来事では、まずやっと料理を始めました。近くにアジアの食品が売っているスーパーマーケットがあり、そこで日本米(アメリカ産)などを買って料理を作っています。日本で料理をするときよりもやはり難しさがあります。例えばお肉が生臭かったり、水が硬水なので扱いにくかったり、私は魚が好きなのですがなかなか日本のような新鮮で美味しい魚介類は売っていません。あと食事に関しては、寮の中国人の友達がよくご飯を作ってくれます。辛いですがすごく美味しいです。また、この間カザフスタンの友達のアパートにお邪魔したのですが、そこで軽いご飯を作ってくれました。そこで驚いたのが、カザフスタンでは目玉焼きに生クリームをかけて食べる習慣があるみたいで、食卓に置かれ、かけることを薦められました。とても美味しかったので、私も日本の人たちにオススメしたいです。
また、この間イングランドのサッカーリーグであるプレミアリーグが今季最終節を迎えました。本当はリバプール FCというチームを観に行きたかったのですが、チケットがどうしても手に入らなかったので、地元のニューカッスルユナイテッドを応援しに行ってきました。
ニューカッスルユナイテッドは、この試合に勝たなければ2部リーグへ降格になってしまうという大事な試合でした。さらに最終節、ホームスタジアムでの試合ということで、スタジアムは物凄い熱気に包まれていました。結果は2--0で勝利し、1部リーグの残留が決定しました。ゴールシーンでは、サポーターが総立ちになり盛り上がり、歌を歌い、旗を振り、とてもエキサイトしていました。また感動的だったのが、ダメ押しの2点目のゴールをつい先日癌を克服したMFのホナスが決めた場面でした。奇跡的な復活を遂げた選手の感動的なゴールに自分も立ち会えたことをとても嬉しく感じました。
こちらでの生活は、日本に居たときよりも何倍も時間の経過がゆっくりと感じられます。しかしその反面、なにもできていないまま時間が過ぎてしまっている気がする不安も感じています。もっと勉強したいことや手を広げたいことがあるのに、時間が間に合わないというもどかしさを感じる毎日でもあります。就活のことも考えながら、自分自身がこちらでどのような経験をして、なにを学び過ごしたかということを、日本に帰ってきたときにどんな風に話すことができるのだろうと、よく考えています。