2015年2月より2016年2月まで韓国（新羅大学）へ協定留学している学生から現地での生活の報告書が届きました。

留学生の声　1

6月になり、留学生活も4ヶ月になった。充実した生活な半面で、時間の流れがとても早いことに驚いている。留学に来てから生活に慣れ、授業を受け、課題をこなす事で精一杯だったがここに来て初めて周りを見渡せている気がする。もう少しで語学堂も夏休みに入ると同時に留学生活の半分が終わる。その前に今とその次を見ながら、語学力や将来の自分に何が必要なのかを真剣に考えたい。

今月は勉強面でとても忙しかった。学科の期末テストがあったため、それに向けての準備が大変だった。今回のテーマは、「新羅大学に留学して」「日韓の宗教」について韓国語で記述することだった。一つ目は、新羅大学に留学してみて何を感じたのかというものだったが、私が特に印象的だったのが、生徒が授業や行事などに積極的なことだった。日本の大学では、教授が一方的に授業をし、行事では、サークルなどのグループが中心だ。しかし韓国の大学では、授業に対して生徒が積極的に反応し、とても明るいイメージだ。また行事では、学部で一つのお店を出し、その売上を学部費に当てる。韓国では、特に生徒が中心になっているような気がした。

日韓の宗教に関しては、インターネットなどで調べたがとても面白かった。日本は、仏教信者が特に多くキリスト教は、全体の1%以下だ。しかし、韓国では町を歩くと分かるがあちこちに教会があり、夜は十字架が光っているのが分かる。そのためキリスト教信者が多く、次に仏教徒と続く。また韓国では、自分の宗教を大切にする。しかし日本では、あまり自分の宗教を公にせず、宗教の話はどこかタブーな雰囲気まである。これは、日本にあまりにも無宗教の人が多いからではないかと思う。私自身も無宗教であるが、宗教をもっと自由に出すことは必要ではないかと考えている。その国の宗教を考えると同時にその国の人たちの生活や性格までみえるようで調べるのが楽しかった。

また6月の語学堂で行われた文化体験は、作文大会だった。テーマが出され、その中で自由に書く形式だった。テーマは、「記憶に残った旅行」だ。私は旅行が好きで、様々な所に行ったが、特に学校のプログラムで行った｢東アジアFS｣が印象に残っているため、日中韓のFSを簡単に説明して現在の日中韓は、歴史問題や領土問題などで関係が悪いが、今後の関係を考えても過去のことをもっと知るべきだと書いた。その日のうちに先生方によって、結果が発表されたが、私の作文は賞をもらうことが出来た。正直、直前まで何を書いたら良いのか悩んでいたので私自身では、満足するような内容は書くことが出来なかった。しかしこれを自信にして韓国語の勉強に励みたいと思う。

7月も語学堂の期末試験や韓国語能力試験があるなど、忙しい。しかし前にも書いたように少しでも将来のことを見ながら語学の勉強をしていきたいと思う。また語学以外でも、留学が終わった時に悔いのないような生活を今のうちから考えたい。

留学生の声　その2

6月は期末テストという大きな行事があったためか時間があっという間に過ぎた気がします。そして日本でも連日報道されていたというマーズの影響で予定が大きく変わってしまいました。もともと試験は15日月曜日から19日金曜日までの予定でしたので、私は日本に戻らず韓国にそのままいる予定でしたが恵泉の方から出た帰国勧告や毎日先生方が送ってくださったマーズについての情報などから家族とも相談し16日火曜日に急遽帰国することに決めました。帰国すると決めてからは本当にあっという間に時間が過ぎてしまいました。まず、試験日を変えてもらうため先生方に事情を説明しに回ったり、飛行機のチケットの日にちを変えたり、塾の授業料払い戻しや先生にしばらく塾に来られないことを伝えに行ったりと勉強以外にもやることがたくさんあり、この留学中一番動いたのではないかというくらいでした。試験に関しても、元の試験日よりも早く試験を受けることになり十分に試験勉強ができなかったり、とても急だったため先生方もお時間がなく事情を話した次の日に急遽試験を受けたりと少し心残りがあります。そして1学期が終わったということは韓国での留学生活ももうすぐで半分を切るということなので、夏休みは韓国語能力試験6級の勉強を本格的に始めようと思います。また、TOEICの勉強も始めようと思います。卒業後は就職を予定しているので、日本で就職活動をするにも新卒ではなくなってしまうため韓国語以外の資格が必要だと思ったのと、もし韓国で就職をするとなった場合は日本よりもTOEICの点数を求められるため韓国語能力試験だけでは就職が難しいからです。しかし、せっかくの休みなので勉強だけではなく韓国にいる時だから行けるような場所に行ってみたり友達と遊んだり息抜きをしながら過ごしたいなと思います。

日本も暑くなってきましたが韓国もそろそろ夏に近づいてきました。左の写真は韓国で大人気のソルビンというかき氷屋さんのスペシャルマンゴーかき氷です。マンゴーとホイップクリームがたっぷりのっていてチーズケーキものっています。日本でも大阪にこのお店ができたそうですが東京にはまだありません。早く東京でもこのかき氷が食べられる日が来るといいのにと願っています。そしてここはかき氷専門店ですので冬ももちろんかき氷が売られています。冬だからお客さんがあまりいないのかと思いますが、意外とそうでもなくほとんど席が埋まっていることがよくあります。私は韓国に来たときは冬でも絶対に食べに来きます。