韓国協定留学短期(新羅大学)に2015.2~今月まで留学していた学生からの報告 派遣留学生の声:韓国

2015年08月12日 

韓国協定留学短期(新羅大学)に2015.2~今月まで留学していた学生から報告書が届きました。半年間の留学生活で様々な学び、体験をしてきたようです!

7月はこの留学の締めくくりと言える月だったと思う。授業を終え期末試験、修了式、TOPIKまで全部詰まった7月は今までの月よりも重みが違うように感じられた。
今までの月と同様に7月も行事でスタートした。メルスの影響でMT(親睦を深めるためゲームなどを楽しむ泊まりがけの行事)が中止になってしまい、代わりに料理大会が行なわれた。クラスで自分の国の料理を作ってみんなで食べるのである。新羅大学の留学生に中国人が多いのは確かだが、それでも様々な国の人々が集まってきているので各国の料理を体験できた。日本人はお好み焼き、中国人は餃子や火鍋、一番印象に残っているのはベトナムの卵料理バインセオだ。前日に一緒に買出しに行き、当日も分担して協力しながら作業する中でクラスの絆を深めつつ楽しい思い出作りをした。

 

7月に入って2週間授業を受けたらもうそれが今学期最後の授業だった。TOPIK対策授業にも熱が入っていた。3週目は2日間に渡って行なわれた期末試験を始め模擬TOPIK、模擬TOPIKの解説と続き、修了式をはさんでTOPIK本番とテストずくめで大変疲れる一週間であった。期末テストは中間テストと同様リスニングに読み書き、スピーキングの4種類が行なわれた。難易度は変わらなかったと思うがやはり作文には苦労した。TOPIK本番は釜山外大で行なわれた。体温検査を受けてから会場入りしたためメルスの名残を感じた。試験会場では携帯電話は回収、筆記用具も配られる指定のものを使い、時計も前に置いてあるものを見るように、というすごい徹底ぶりだった。初めてのTOPIKは緊張がひどかったがなんとか終えることができた。修了式では皆勤賞をいただいた。体調を崩すことなく毎日学校に行けたのは本当にありがたく、賞までいただけて嬉しかった。

今月も日語教育のサークルあおぞらの行事に参加した。温泉場という有名な所のチムヂルバンでいい汗をかいてリフレッシュできた。このサークルの人はいつも日本人留学生を行事に誘って釜山の有名どころに連れて行って一緒に楽しく過ごせるように配慮してくれ、本当に感謝している。

他にもチョボクという日は暑さに負けないよう力をつけるものを食べる日らしくサムゲタンやスイカが食堂に出て、韓国らしい夏を経験できた。語学堂が終わり休みになったので映画も見に行った。延坪海戦、インサイドヘッド、暗殺など話題作を見てきた。普段から聞き取りが苦手で意味がよく分からないことが多く、映画の理解も大変だった。しかし映画自体は興味深いので楽しく見ることができた。インサイドヘッドは子供向け映画ということもあり字幕が簡単で理解しやすかった。お客さんという映画も気になるので帰るまでに見ようと思う。

7月も盛りだくさんの月だったが、楽しい思い出とともに友達との別れもあり悲しかった。あと一週間で帰国のため、もっと思い出を作りながら帰国準備をしようと思う。