韓国(聖公会大学)に留学している学生から現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:韓国

2015年11月10日 

10月3日は花火大会に行きました。まさか韓国で花火大会に行けるとは思っていませんでした。韓国のこの時期ですし漢江の上で見たのでとても寒かったです。しかし、とても綺麗でした。  10月4日は独立門と西大門刑務所歴史館と国立古宮博物館に行きました。独立門の周りには独立までの過程を表したオブジェなどがあり緊張してしまいました。西大門刑務所歴史館は最近まで実際に使われていた場所なので何とも言えない雰囲気でした。狭い牢獄に閉じ込められていたことに驚愕しました。拷問室や死刑場の再現はリアルで見ているのがつらく、冷たく重い空気も怖かったです。

10月17日は戦争と女性の人権博物館に行きました。慰安婦へのひどい扱いや慰安所の構造、慰安婦の歴史から近年の慰安婦として連れていかれた後に自分が慰安婦だったと告白して戦っている方々の活動までが展示してありました。慰安婦として連れていかれた方々がどのような気持ちで自分が慰安婦だったことを告白したのか、どれだけトラウマと戦ってきたのだろうかなどを考えさせられました。自殺したくなるような苦しみをたくさん味わったと思います。しかし、生きて証明しようとしている姿には強さと希望を与えられたような気がします。

10月24日はナヌムの家に行きました。ナヌムの家は戦争時に慰安婦として連れていかれた方々が一緒に住んでいる場所で博物館もあります。しかし、私は慰安婦の方との対面を予約するのを忘れてしまったので今回お話を聞くことができませんでした。今度は予約して何を聞くか質問を考えてからまた行ってみようと思っています。そして、博物館も工事中で中に入ることができませんでした。それでも、おばあさんたちが田舎の静かできれいな風景の中という良い環境で過ごしていることを、身をもって体感できたので良かったです。

10月26日はワークショップの発表がありました。私のチームは京都と滋賀と三重のおすすめの観光地と特産品をまとめて映像にして発表しました。映像もうまく作っていていい発表になったと思いますが賞はもらえませんでした。しかしみんな頑張ったと思います。ワークショップの発表は26日と27日の2日に分けて行われました。2日目の発表の後、打ち上げで聖公会大学の日本語学科の生徒と日本人留学生たちでダッカルビ(鶏カルビ)を食べに行きました。とても楽しかったです。 体調も変わりなく元気に過ごしています。