中国(杉達学院大学)に1年間留学している学生から現地レポートが届きました。その1 派遣留学生の声:中国

2015年12月15日 

今月はたくさんの行事があり、いろいろな人たちとの交流が盛んでした。1つは「文化祭」です。杉達大学の文化祭は恵泉の文化祭とは違ってとても小規模です。出店は私たち留学生と文学部の二年生です。時間帯はお昼休みの2時間の間に行われます。私たちは浴衣を着て豚汁を売りました。他の国の留学生も自分の国の食べ物や文化を紹介しました。また、中国の学生はそれぞれの学科に関連する国の紹介をしました。小規模な文化祭でしたが、日本の料理を紹介する良い機会となりました。自分の知り合いの友達や先生方が自分たちの豚汁を買いにきてくれて嬉しかったです。中でもオランダの留学生たちが「とても美味しい、初めて食べた。この中の具材を教えて」と言いにわざわざ私たちの店に来てくれました。こういった場面に出くわすと、本当に留学に来た甲斐があったと感じます。とても嬉しいことです。逆に、私たちも留学生として中国に来ているので、中国の良いもの、驚いたことなどは素直に中国の友達たちに伝えるべきなのだと気づきました。そういう中から中国の人たちと私たち日本人とで歩み寄っていけたらと思います。

11月中旬は留学生と先生で旅行に行きました。午前中は山登りをし、夜はキャンプ場のようなところに宿泊しました。夜ご飯はみんなでバーベキューをしました。普段他の留学生たちとはクラスも違うので、話す機会はないけれど今回のバーベキューで少し仲が深まったのではないかと感じました。彼らは中国に来てから中国語を初めて勉強したので、私たちの会話は英語になります。そんな時、英語も少しは勉強しておけばよかったと思い知らされます。中国留学のメインは中国語の学習、中国の人たちとの交流ですが、英語を話す機会も多くあります。これは私にとってすごく貴重な体験であるし、チャンスだと考えます。このチャンスを無駄にしないように、たくさんの国の人たちと交流できたらいいです。

勉強面では、毎週金曜日の授業内に中国語でのプレゼンテーションを行うようになりました。発表内容は自由です。また、授業内に行ったプレゼンテーションを午後は中国の学生や他の国の学生たちに発表します。中国語でのプレゼンテーションは難しく、みんなの前だとすごく緊張します。しかし毎週このような活動を行うことで、自分の話す力や聞く力はすごく上がると思います。それに友達の発表を聞くこともとても楽しいです。前期はこんな風に自分が中国語で発表したり、質問したりできると思っていなかったので、この発表の機会は自分の自信にも繋がっています。

留学生活も残り2ヶ月程となり、帰国の時期が迫ってきているように思います。残り2ヵ月さらに精進して、中国語の勉強を頑張っていきたいと思います。また、普段の勉強や友達との会話、友達との遊びも含めてすべてが今しかできないと思い、1日1日を大切に過ごしていきたいです。