試験が終わってからは、大好きなカフェ巡りをしています。韓国では、至るところにさまざまなカフェがあります。もちろんチェーン店のカフェもたくさんありますが、個人経営の素敵なカフェもたくさんあります。日本ではスターバックスへ行くことが大好きですが、韓国にいる時はスターバックスとは違うチェーン店の素敵なカフェを見つけるのが楽しみの一つになりました。また、チェーン店よりも個人経営のカフェの方が価格設定も低く、おいしいところが多いような気がします。一枚目の写真のカフェはソミョンという地域の繁華街から外れた静かな場所にあり、10席程しかない小さなカフェで雰囲気がとてもいいです。ケーキとドリンクを合わせて一人700円程度で食べられ、値段もとても良心的です。2枚目の写真はトクチョンという地域にあります。前のカフェに比べて、値段は一人900円くらいしましたが、ここはコーヒーが本当においしかったです。私は、このカフェ目当てにわざわざトクチョンまで行きました。日本にもこのようなカフェが沢山できたらいいのに、と日本人留学生同士でよく話題になるくらいです。帰国までに、もっとたくさんの素敵なカフェを見つけたいと思います。
韓国(新羅大学)に1年間留学している学生より現地レポートが届きました。 派遣留学生の声:韓国
2016年01月15日
留学生の声①
12月は、学部の期末テストと語学堂のクリスマス公演が重なったので、その時期はとても忙しかった。学部の期末テストは、「釜山の一日」と「韓国と東南アジア」という講義の二つだった。
釜山の一日は、釜山の歴史や日本との関わりについて勉強してきた。先生が釜山出身の方で方言を使うため、とても面白い授業だが、授業の内容を聞き取ることがとても難しかった。それでも一緒に受けていた韓国人の友達に助けてもらいながら、なんとか授業を理解していた。中間テストと同様に期末テストも全て記述の問題で、持ち込み不可だったため、必死に勉強した。この授業で、日本と釜山の意外な接点や日本の植民地下での釜山の様子を詳しく知ることが出来て本当に勉強になった。日本では、主に日本と韓国という国家レベルでの繋がりを見てきたが、地域レベルで見てみると、当時の日本や韓国にいた人々の暮らしが良く分かり、釜山の歴史についてとても興味がわいた。期末テストの結果は、思った以上に良い評価を受けた。
「韓国と東南アジア」の授業は、社会科専攻のイギリス出身の先生が授業をするため、全て英語で進行された。この授業は、韓国語専攻の学生のために開講された授業だったこともあり、受講生のほとんどが英語を母国語とする学生ばかりだった。その中、日本人一人で授業を聞くことに不安ばかりだったが、毎週の予習と復習を欠かさなかったので授業の内容を理解することが出来た。主に韓国と東南アジア、ASEAN間の関係だったが、恵泉で勉強した内容がとても役に立った。期末テストの形式は、発表と記述だった。発表は、韓国とASEANの内容についてで、英語で発表をしたことがなかったため、とても緊張したが、良い体験になった。また記述試験は、英語が苦手な私にとっては辛かったが、今までの授業の予習復習が役に立った。結果としては、あまり良い点数ではなかったが、苦手な英語をどうにか勉強したことに自分で驚いた。今後は、英語にも力をいれて勉強したいと思う。
そして12月24日には、語学堂でクリスマス公演があった。各クラスで歌やダンス、演劇などを発表する行事だ。私のクラスはダンスに決まり、ダンスの経験がある私は、ダンスの先生に指名された。K-popの曲を使用したが、とても難しい振り付けがあり、学部のテスト勉強と同時進行で、必死に振り付けを覚えた。1週間しか練習時間がなかったこともあり、先生に指名された責任感で、不安でいっぱいだった。その上、ダンスの練習をするために集まろうとすると、同じクラスの中国人の子たちは、時間通りには集合してくれなかったり、来ても練習に参加しない子も多かったりと、ストレスが溜まる一方だった。踊り方についても何度も何度もクラスの子たちとぶつかり、時に中国語で説明するため、中国語を聞くとパニックになる時もあった。それでも私にとってこのクリスマス公演が留学最後の行事であり、クラスの子たちとダンスを完成させたかった。当日まで不安ばかりで時に泣きそうにもなったが、本当に最後までクラスの子たちと踊ることが出来て幸せだった。このクリスマス公演は、先生方が審査員となって順位を決めるものでもあった。私たちのクラスは、銀賞だった。今まで苦労して来たものが報われたと感じると同時に、何よりもクラスの子たちと抱き合って喜んだことが忘れられない。
12月の学部の期末テストと語学堂のクリスマス公演で、どちらもとても苦労したが、それ以上に達成感を感じた。学部のテストは、韓国語と英語を駆使して自分の実力を知ることが出来たし、クリスマス公演では中国人と毎日ぶつかりながらも、初めてクラスで一体になることが出来たと思う。振り返ってみると12月は、私にとってとても思い出深い月になった。
留学生の声②
12月に入り本格的な冬が到来し、こちらはコートとマフラーなしで外出できないくらい寒くなりました。
そして一年の最後の大行事である期末試験もありました。12月15日から土日を挟み21日まで試験があり、試験前の土日には図書館の席を取るのが大変なくらい図書館で勉強する学生が大勢います。私も部屋では勉強に集中できないので図書館で勉強をしていたのですが、試験が始まると朝の早い時間から行かないと席がなくなってしまうくらいです。期末試験だからか中間試験の時よりも学生が多かった気もしますが、それよりも驚くことは図書館が24時間開いているということです。これは前からすごいなと思っていたことの一つで、すごくいいシステムだなと思いました。
また、日本で写真館というと本当に特別な時しか行かないと思いますが、韓国では写真館で証明写真を撮ったり友達や恋人同士で記念に写真を撮りに行ったりもします。価格も安くて一人1000円もしないところが多いです。今回私は友達がパスポートの写真を撮るということで一緒に付いて行きましました。私は初めて写真館に入ったのですが、すごくおしゃれな内装にびっくりしました。日本でこのような写真館はなかなか見ることはできないと思いますが、韓国では普通だそうです。そして証明写真を撮るときは光を沢山あてて、きれいに写るようにしてくれる上に、最後はパソコンで顔を修正までしてくれます。韓国では就職活動でも顔を重視されてしまうということがまだあるらしく、どうしても綺麗に写ることが重要視されてしまうというのは少し悲しいことだと思いました。
そろそろ2学期の成績と、11月に受けた韓国語能力試験の結果が出ます。この結果を見て、残りの留学生活2ヶ月間をどのように送るかしっかりと考えたいと思います。