コロナ禍のなかでの海外留学生活~韓国・台湾からの現地報告~② 派遣留学生の声:台湾

2020年07月10日 

台湾での留学生活はあっという間で、一日一日の内容がとても濃く、学ぶことが多いですが、1学期も残すところ、あと一ヶ月後になりました。今は、期末テストや発表に向けての準備を進めています。そして、今月は夏休みに通う大学や住まいを探すことに時間を掛けていました。

4月までは、夏休みの期間は日本に帰る計画をしていました。しかし、今後のことを考え、帰らないことにしました。なので、1ヶ月間の間で色々と決めなければいけないことになり、とても焦りや戸惑いもありました。夏休みの間、自分は何をすべきなのか、どの語学学校が夏休みに開校しているかなど自分の条件にあう大学探しは かなり難航しました。なぜなら、新型肺炎の影響で夏休み期間に授業が開校されない大学が多い中、短期間だけ通うことのできる台北市内の大学を探さなければいけなかったためです。なかなか大変でしたが、親や大学の先生に相談し、夏休みの計画や通う大学を決めることができました。

半年間の留学を振り返ってみると、いろいろな経験を得ることができたと思います。中国語はまだ流暢に話すことはできないですが、パソコンを修理しに行ったり、新しいケータイを買いに行く経験をしました。留学に来たばかりの頃は、スーパーで買い物をする度に緊張していましたが、今は大きな買い物や交渉をすることができるようになりました。私の中国語のレベルはまだまだですが、夏休みを活用してさらに中国語を話すことができるようにたくさん勉強しようと思います。
新型肺炎の影響により、留学中一緒に頑張ってきた日本人が途中で帰ってしまい、とても寂しく孤独に感じることも多かったです。ですが、悲しいことばかりではありませんでした。例えば、他の国の留学生とより話す機会が増えたり、勉強で分からないことがあれば、台湾人の友達を頼ったりするようになりました。台湾人の友達が増えてとても嬉しいです。もっといろいろな人との交流を大事にしたいです。この経験を通して、この留学が実現しているのも、留学生や現地の学生、世新大学と恵泉の先生方、そして家族の支えがあるからこそだと改めて実感しています。本当に感謝しています。これからの留学生活も更に実りのあるものにしていきたいです。

2週間後に期末試験や発表があります。期末はグループでのビデオ撮影や、中国語でスピーチをします。とても不安ですがたくさん準備して自分の納得のいく結果になるように頑張ります。