カナダ語学研修参加者からのレポート 海外研修プログラム参加者の声

2022年10月28日 

夏休みにカナダ語学研修に参加した英語コミュニケーション学科2年のM.K.さんからのレポートです。この研修はカナダのビクトリア大学が提供する約1か月間の英語学習プログラムです。大学1年生から参加できます。ワークショップや文化体験学習の他、オプショナルでスポーツ観戦や観光も付けられます。

昨年度まではコロナの影響で韓国と台湾の長期留学以外は、海外プログラムはオンライン実施でしたが、今年からは本学の海外プログラムが本格的に再開し、学生はヨーロッパやアジア各地に羽ばたいています。

カナダ 最終報告書

今回、カナダのヴィクトリア大学での一ヶ月間の語学研修において、基本的に平日の午前中には英語の講義が2コマあり、午後にはアクティビティがあった。研修に参加する前までは、約20日間の日程というのは自分にとっては長くて辛いのではないかと少し不安に思っていた。カナダでの慣れない生活が始まり、最初の週は一日が過ぎるのが遅いと感じていたが、2週目からは一日のスケジュールに体が慣れてきたせいか、一日が過ぎるのが早く感じるようになった。私は高校生の時に三回の海外語学研修とホームステイを経験したが、その時はどれも2週間の日程だったので、今回の一ヶ月は長過ぎるのでは?と不安に感じていた。しかし実際にスタートしたら不安に感じたのは1週目だけで、その後はあっという間に時間が過ぎてしまった。幸いとても親切で感じの良いホストファミリーに恵まれたお陰で、日本に帰国するのが寂しくて泣いてしまう程だったし、日本の家族とは毎日LINE電話で話していたので、ホームシックに一度も罹らなかったことに自分でも驚いた。

クラスに関しては一番最初のクラス分けの際に一人ずつ質問をされ、その後にディスカッションを行った。日本でも私はディスカッションという形式が苦手だったため、英語でのディスカッションは不安でしかなかった。全ての講義の中で、リスニングが数回行われたが、現地の人が話す英語のスピードが速いため、聞き取るのに必死だった。授業に必要な単語が聞き取れなかったことが最初はとても多く、リスニングの内容を理解することが難しく感じた。私のクラスを担当された二人の先生が話すスピードも早く感じたため、授業についていけるのかとても心配になり、クラス変更の相談をしてみた。しかし、先生方は私が落ちこぼれないようにサポートを約束してくれ、なんとか最後までこのクラスで頑張ってみようと気持ちを切り替えた。聞き取りの中にある正当な答えを書くことが出来ていたのかわからなかったが、最後の日に返却された際に成績が以前よりも良くなっていた。月初めの週より、リスニング、ライティングやスピーキング力が自分でも上がった気がした。クラスの中には恵泉以外の大学から来ていた日本人が何人かおり、その他は韓国の学生がいた。私と同じクラスには恵泉の人がいなかったので最初はとても心配だったが、クラスの生徒たちとコミュニケーションを取り、お互いが分からないところを教え合うこともあったため、とても助かった。最後のテストでもテスト形式が最初のテストと同様であり、テストのおおまかな内容は事前に告知されていたため、あまり不安に感じることなくテストに臨むことが出来た。

ホームステイは恵泉の学生以外の人でしている人は私の知っている限りいなかったが、私はホームステイで良かったと思う。昼ご飯と夜ご飯は基本的にホストマザーが用意をしてくれたため、寮の人に比べ、食事面に関して楽に生活出来たと感じる。寮で生活していた人は大学に近いため、午後のアクティビティの際に大学の荷物を持たずに必要な分だけ持参すれば良いため、荷物が手軽で良いと感じた。また寮の人は、門限が無いため、夜遅くまで外に外出していた人が少なからずいたと聞いた。最初の2週間の日没は20時半以降で日が長かったが、後半の2週間は20時には日没していたため、かなり暗く感じた。日本にも海があるが、カナダの海はとても綺麗で心が浄化され、何回も訪れた。海外での生活を1ヶ月することも良い経験だったと実感することができた。
ホストファミリーに大学を卒業し今は独立して生活している娘さんが居て、時々お話が出来た。その中で私が一番驚いたことは、カナダやアメリカの大学生のほとんどが学費や生活費を自分でアルバイトしながら大学を卒業するのが当たり前だという事だ。親には負担を掛けないのが当たり前らしい。アルバイトして自分で学費を調達し、勉強に励むのは、今の自分にとっては考えられない事だと感じた。カナダの学生たちは親から独立するのがとても早い事を知り驚いたと共に、自分の考えの甘さを恥ずかしくも感じた。留学させてくれた親に感謝の気持ちが芽生え、またこの様な機会を与えて下さった恵泉の留学システムに感謝している。そして今回のカナダ語学研修の経験を今後の私の人生に活かさなければと思った。同じクラスに居た韓国の学生たちと韓国語で話すことも出来、語学はコミュニケーションを取るために役に立ち、また楽しいものなのだと実感した。今後さらに世界の様々な人達と関わり合いたいので、もっと語学の勉強を頑張りたいと思った。

本学は「国際性」の分野で6年連続 首都圏女子大1位の評価をいただいています(出典:『THE 世界大学ランキング 日本版 2022』)。
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本学のAO入試には「検定型」があり、英語の検定が活かせます。
英語検定各種:CEFR A2以上(英検準2級相当)があれば、面接(志望理由のみ)に進めます。年内のAO前期(専願)と年明けのAO後期(併願可)があります。

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