2015年3月より2016年1月までの予定で、中国の杉達大学に協定留学している学生より報告書が届きました
中国(杉達大学)協定留学生より2
最近上海もすこしずつ暑くなってきた。上海の天気は東京とあまり変わらないが、上海は一日の気温の差が激しいと思う。まだ6月だが、この間は30度近くまで気温が上がり、とても6月とは思えない陽気だった。
勉強面では、今のところ授業のスピードにはついていけている。だがlisteningが入門編から基礎編に切り替わった途端レベルがあがり、1度では聞き取れない部分も結構出てくるようになった。また、writingも文法がすこしずつ難しくなってきた。これからますます難しくなると思うとなかなか先が思いやられる一方で感じているのは、中国語の文法の面白さだ。
中国語は特に「補語」が複雑だと思う。補語と言ってもいろいろな種類がある。「可能補語」「結果補語」「方向補語」などだ。名前だけでもこんがらがりそうなのに、内容はもっと複雑だ。例えば「可能補語」では、「動詞+得/不+可能補語」の形でその動詞が可能かどうかを表すことができる。例えば「食べられない」という言葉は、「吃不完(吃は食べるという意味の動詞)」というように「可能補語」を使って表現することが出来る。しかし中国語の文章で「〜できる/〜できない」を表現する言葉は「能(できる)/ 不能(できない)」というように習い始めの頃は学ぶため、「不能吃」と表現する人が多い。この2つは意味が異なるため、どちらを使うのか判断する必要がある。さらに「吃不完」のような表現は、他にも表現の方法がいくつかあり、その使い分けはそのときの状態で判断する。