岩井 友里恵 さん 国際社会学科

■卒業年:2011年3月卒業
■勤務先:ロイヤルパーク汐留タワー

今日も暗いうちに出勤し、フロントロビーに着くとようやく朝日が上がってきます。寒い季節に早朝出勤をするのは大変ですが、私は今とても新鮮な気持ちで職場の雰囲気を楽しんでいます。
実は私にとって今の職場は2つ目で、昨年の秋に転職活動をしました。在学中の就職活動でもホテルを何度か応募しましたが、残念ながら内定をいただくことはできませんでした。何がいけなかったのかを考えると、ホテルの仕事に対する認識不足もあり自分の意欲が思うように伝わらなかったからだと思います。
九か月間経験をした最初の職場では私は様々なことを学ぶことができました。お客様にご満足頂くというのはどういうことなのか、自分のやりたい接客はどのような接客なのか...

接客の仕事の魅力を改めて考えたときに、私はもう一度ホテル業界の門をたたきたいと思いました。1年にも満たない社会人経験で転職活動をすることはとても大きなリスクを伴うことを承知の上で、それでももう一度チャレンジしたいと思ったのは、私の考える本当のホスピタリティーを表現できるのはホテルという接客の場であると確信したからです。
そこで様々な所からの情報収集をし、やっと採用情報に出会うことができました。
面接の場では学生時代にホテルを受けた時よりも自分の言葉で思いを伝えることができたと思います。そして今、私の思いがうまく伝わり、この職場に出会えたことにとても感謝しています。
私がこの経験で学んだことは、自分の中のやりたいことをしっかりと認識し目指す業界を研究すること、そして自分の意欲や思いを自然な言葉で伝えられればきっと夢は叶うということです。
そして『就職をしなければいけない』、『卒業したから次は就職』という捉え方ではなく、女性として生きていく自分のライフプランを前提にキャリアを考えていくことが必要であるということに改めて気付きました。
これらのことは実は在学中のゼミでいろいろ教えていただいていたことでもあります。女性としてやりがいのある仕事に出会え、結婚や出産を経ても自分の目指す目標を見失わないことが社会との接点を常につなげてくれることであると実感しました。
転職活動は決して楽なものではありませんでしたが、キャリアのスタートラインとして良い経験になったと思います。