日本での生活もすでに4年が過ぎました。2010年に文化学科を卒業した後、私は筑波大学大学院人文社会科学研究科(国際公共政策専攻)に進学し、今年の1月に修士論文を書き上げたところです。
恵泉に編入学した当初は、「日本の文化について知りたい」というただ漠然とした思いを胸に日本にやってきた韓国人留学生の一人でした。しかし、その後、恵泉での学びを通じて、日本に限らず、世界が抱える諸問題、文化摩擦や文化的差異の問題、また文化多様性の重要性に目が開かれ、より広い世界観を持つようになりました。そして日本と韓国を、世界の視点から相対的に考えられるようになりました。それだけでなく、自然と親しむことで、私はこの大学で「人と自然を慈しみ、尊重する」という'生き方'を学んだと思います。
2012年2月
呉ハナ(オ・ハナ) さん歴史文化学科
飯窪 実香 さん英語コミュニケーション学科
私は、3年次編入で、恵泉の仲間入りをしました。たった2年―。しかし、私が恵泉で過ごした2年間は、実に色濃く、たくさんの人と出会い、そのすべての方々のあたたかい愛に支えられ、夢への第一歩を踏み出すことができました。
夢。それは、教師になることです。編入前は、本当に夢を叶えられるのか不安で、暗い、暗い闇の中を歩いていたようでした。そんな私に、一筋の光を与えたのが、恵泉地域言語活動研究会(KEES)の活動です。KEESとは、主に小学校で外国語活動、学習支援をする活動です。「おはようございまーす!」と教室に入るやいなや、「いいくぼ先生、いいくぼ先生」と駆け寄ってきて、「今日の給食どこで食べるー?」など、様々な笑顔と声に出会います。そんな子どもたちとの出会いは、夢へ一歩近づく素敵な出会いとなりました。
川名 仁美 さん英語コミュニケーション学科
2010年3月に恵泉を卒業し、教職の道に進みました。現在は神奈川県立弥栄高等学校で、英語科の非常勤講師として週14時間の授業を担当しています。4月から社会人3年目にはいろうとしていますが、この2年間は本当に本当に、充実した時間を過ごすことができています。ここまで導いてくださった恵泉の先生方、職員の方々。友人には感謝の気持ちでいっぱいです!