■卒業年:2007年3月卒業
■勤務先:2013年4月より公立小学校就職予定
私は恵泉を卒業して地元の信用金庫に就職しました。5年間、地域のお客様の立場に立ったサービスや応対を心がけ働いてきました。そして今年4月に退職し、来年から小学校の教員となります。
就職してから子どもとかかわる仕事がしたいと考えるようになり、小学校の教員免許を取得することを決めました。大学在学中に教員免許を取得しなかった私は、免許取得のため1から勉強しなければなりませんでした。しかし、信用金庫の仕事も自分にとって大切だったので、退職はしないで仕事をしながら通信大学で学ぶことにしました。
通信大学で学ぶことを決意するとき、仕事と勉強を両立させねばならないとき、会社を辞めることを決心するとき、この5年間は色々な選択にとても悩み、大変だと感じることもたくさんありました。そのときに支えになったのは恵泉で培った力でした。在学中、様々な学びを通して自分の生き方を考えたり、自らが考え、調べ、発表したりすることが多々ありました。
教員採用試験の個人面接の際に、面接官に「大学ではどんなことを学びましたか?」と聞かれました。私は、3つの柱のことを話しました。園芸、国際、キリスト教です。4年間で女性からみた世界や生き方、自然との共生や自らが動き広い視野を持つことを学び、それが私の中に今でも生きていることを伝えました。
自信をもって恵泉で学んだことを伝えることができるのは、在学中に多くの先生方の叱咤激励があったからだと思います。恵泉での学びは、来年からの私の教員生活でも支えになってくれるものだと思っています。