大日向雅美先生が代表理事をされている法人の事務局長として、子育て支援事業や
人材養成事業に携わらせて頂いています。港区などの自治体や企業からの補助金で
運営し、成果を問われる、とてもチャレンジングで学びの多い仕事です。

新卒で就職した財団法人では、子育てや青少年事業に携わる仕事をしていたため、
保育士資格を通信教育で取得しました。育休明の仕事で悩んでいた当時、懐かしい
大日向先生のお声がよみがえりました。学生時代、大日向先生のご講義に感銘を受け、卒業してからも著書やテレビ、新聞などを通して、ご活躍の様子を拝読、拝見していた大日向先生にご相談したくなったのです。

勇気をふりしぼり、学生時代の古い住所録を手に、大日向先生のご自宅にお電話を
おかけしました。お忙しい先生が、お電話に出て下さったことも、奇跡だと思いますが、ゼミ生でもない１０年も昔の卒業生である私からの突然の電話に、大日向先生は驚かれつつも、変わらない優しいお声でご対応下さり、「あい・ぽーと」についてもお話し下さいました。

ホームページで「あい・ぽーと」の活動やその理念の素晴らしさを知った私は、当時１歳だった娘を連れて「あい・ぽーと」のひろばへ遊びに行きました。そこで、大日向先生と再会出来、大日向先生の下でお仕事が出来る幸運な機会まで頂くことが出来ました。

今、あい・ぽーとでの仕事は１０年目を迎え、当時１歳だった娘も「あい・ぽーと」にお世話になりながら、１１歳になりました。恵泉卒業生の松野下さん（旧姓野原さん2010年卒）、早坂さん（2012年大学院卒）、高橋さん（2013年卒）も、常勤職員として「あい・ぽーと」に加わり、活躍して下さっています。

同級生（大日向先生のゼミ生）で東洋大学の先生をされている伊藤美佳さんも、「あい・ぽーと」の人材養成講座やひろばの講師としてお力添えを頂いています。また、澤登先生や恵泉園芸センターの皆様など、恵泉の先生方や職員の皆様にも大変お世話になっています。

改めて、恵泉時代の様々な学びや体験、そして今も続いている沢山のご縁に心から感謝しています。