人間環境学科

人間環境学科は社会園芸学科に発展的に継承されました

岩嵜直子さん人間環境学科

【入学理由】
小さい頃から山や海が好きで、木の実を採ったり潮干狩りをしたり。恵泉で、花や野菜を育てたいと思いました。

【生活園芸~甘くてみずみずしい野菜のおいしさに感激~】
1・2年次に「生活園芸」の授業を受け、3・4年次には有機農業のゼミに所属。取れたての野菜をみんなで調理して食べ、自然の甘さに驚きました。4年間を通して自然の営みや命の尊さを実感できました。

【学外活動~地域の方々とも積極的に交流を~】
ゼミでは、子育ての支援施設で野菜づくりを手伝ったり、商店街の方々と共同で街路樹の根元に作物を植えたりしました。さまざまな考えや目的をもって野菜づくりに取り組む学外の方と出会い、わたしの世界が広がりました。

【ニュージーランド短期FS~密度の濃い体験ができた自炊しながらの10日間~】
2年次に参加した「ニュージーランド短期FS」で約10日間、自炊をしながらニュージーランドの北島を1周しました。有機農法でキウイフルーツを栽培する農家や先住民族の生活に触れるなど、密度の濃い体験ができました。

【就職活動】
長く働ける仕事に就きたいと考え、学内の企業説明会では、OGや女性社員の方の話をうかがい、社会で活躍する女性の姿を知りました。

【現在】
視野を広くもち、次を予測する大切さは園芸を通じて自然から教わりました 秘書の仕事は、会社の役員が経営に専念できるようにサポートすること。 常に一歩先を予測し、役員が次に何を求めてくるか、どんな準備をしておけばよりスムーズに業務が進められるのか考えて動きます。それは植物の栽培と同じ。季節や天候の変化を先取りします。しかも一度うまくいっても、次回も同じだとは限りません。視野を広く持ち、多くの情報を集め、行動に移すことの大切さは、恵泉での園芸体験を通じて、自然から教えられたことです。

奥濱 真菜香 さん人間環境学科

障害者の豊かな地域生活を支援する「NPO法人 Ohana」(ハワイ語で「家族」)で働いています。ここには、心身に障害のある人や様々な事情で行き場を失った人たちが、野菜や花の栽培、公園清掃、花壇管理などを行うために集まってきます。
私は、園芸療法を取り入れたこうした作業をサポートする仕事をしています。

奥濱 真菜香 さんの続きを読む

野原 幸恵 さん人間環境学科

こんにちは。2010年3月人間環境学科を卒業した野原幸恵です。
私は、1・2年生の時、多摩フェスティバル実行委員、3年生の時、信和会、4年生の時、卒業パーティ委員に所属していました。他にもサークルやゼミもあり、大学が好きで仲間といることが大好きな私は恵泉で充実した日々を送ることができました。
今、私は、南青山にあるNPO法人子育てひろば「あい・ぽーと」で働いています。大日向ゼミに所属し、就職先は子どもに関係することをしたいと考えていたので、授業で訪れた「あい・ぽーと」に決まった時はとても嬉しく思いました。

野原 幸恵 さんの続きを読む

桜川 七太郎(本名:H.M)さん人間環境学科

こざっぱりとした短髪、着流しに紋付の羽織、へいらっしゃい!と、扇子を片手に料亭のお座敷へ。中にはお客様と美しい芸者衆。そこでお酌をしたり、軽妙洒脱な演芸で興をつけたりするのが、幇間(ほうかん)、俗に「たいこもち」といわれる花柳界の男の芸人でございます。
私は女性ですが、この「男芸者」とも言われた商売をしています。こんな酔狂な女はなかなかおりませんで、弟子入りして修行期間を経て、2010年に史上初の女性幇間になりました。学生時代は"えんげい"と打てば"園芸"が一発変換で出たモンですが、今ではすっかり"演芸"のほうが優先して出るようになりましたね。

桜川 七太郎(本名:H.M)さんの続きを読む

石山 可奈子 さん人間環境学科

私の仕事は鍼灸師です。現在は横浜市内にある整骨院で働いています。なぜ、今の仕事を選んだのか、在学中に考えていたことをふりかえってご紹介します。
私は、人間社会学部人間環境学科に所属し、環境社会学を中心に学びました。授業やゼミなどで、持続可能な社会とはなにか?自然と人間が共存する世界とはどういうものか?と問いかけられるうちに、私はこの社会で何ができるのだろうかと深く考えるようになりました。大学3年にもなると就職活動が始まり、会社の面接を受けるたびに、ますます自分ができることの意味について思い悩むようになりました。しかし、当時の私は社会の役に立てる気がせず、就職活動に集中できずにいました。その時に、あらためて自分を見つめ直してみると、「東洋医学」というキーワードが頭に浮かんできたのです。

石山 可奈子 さんの続きを読む