日毎に春の花が開き始め、キャンパスが一年で最も美しい季節になりました。
先日行われた卒業式では、今年も本学の伝統「学燈ゆずり」が引き継がれました。真っ暗になった会場の中、一人ひとり、学燈から分け与えられた灯をともしたろうそくを手にして退場していく卒業生。幻想的な雰囲気の中、卒業生の旅立ちに想いを馳せました。
さてこの度、今年度CSL(コミュニティ・サービス・ラーニング)活動をした学生の成果をまとめた『2015年度CSL報告書』が完成しました。
CSLプログラムでは、学生は36時間・7日間以上の現場活動を行いますが、このプログラムで特に大切なのが、活動後のふりかえりです。
活動中も毎日活動記録を書きますが、全ての活動が終了すると、①教員と「ふりかえり面談」を行い、②レポートを作成し、③CSL報告会で発表をし、④学園祭で展示します。
レポート、プレゼンテーション、展示物という3種類のアウトプットは、それぞれに違った能力や技術が要りますが、学生によって得意・不得意の分野が異なり、その学生らしさが出るところでもあります。本報告書には、3種類全ての学びの成果を収めることができました。
学生一人ひとりが、活動をしながらどんなことを感じたのか、学んだのか、学生たちの等身大の姿が伝わる報告書となりました。
早速、活動先にお送りしたところ、「私も励みになります。CSLを受け入れて良かった!」と嬉しいメッセージをいただきました。
来年度も、豊かな出会いと学びをもたらすプログラムにしていきたいと思います。