9月17、18日に仏教の授業を受けるためにチェンマイ市内のワット・チェディルアンに行きました。
ここはチェンマイ寺院の中でも有名な寺院のひとつです。ワット・チェディルアンの仏塔は古代のものとしては、タイ最大と言われています。16世紀に地震で崩壊した後もなお、当時の雄大さを伝えています。
日本の仏教もタイの仏教も大変詳しい方で、とても面白い話し方で私たちの仏教に関する関心を引っ張ってくれました。
最初は私たちに「仏教っていわれると何を頭の中から思い浮かべますか」と聞かれました。私たちの答えはさまざまで「仏壇」、「お坊さん」、「お葬式」、「仏像」などでした。
ここで先生の話は上座部仏教と大乗仏教から入りました。仏教はインドで釈迦によって説かれ,アジアを北廻りで広まったものと、南廻りで広まったものと大きな二つの流れがあります。中国、韓国、日本などアジアの北方地域に広まったのが大乗仏教です。もう一つはスリランカ、ビルマ、タイ、ラオスなど南方地域に広まったのが上座部仏教です。
上座部仏教は、釈迦の精神や生き方を厳格に守る出家の修行僧、つまり専門家のための仏教という意味です。衆生の済度を重視する大乗仏教と対照的であります。
ところで私たちはタイでよく見かけるお坊さんのことに興味を持って先生にいろいろ質問をしました。例えばお坊さんの日課は次のようにようなっているそうです。
午前05:00起床、禅定、個人的な勉強。
06:30托鉢
08:30最初の食事
09:00本堂で朝の読経。
09:45仏教研究の朝クラス
11:30一日の最後の食事(すごいな~)
12:00休養と個人の雑用
午後01:30パーリ語や他の科目の午後の授業
04:00清掃、自分の房舎の掃除
05:00ゲストの時間、個人の雑用、あるいは訪問
07:00晩の読経
08:00私的な勉強あるいは雑用あるいは社会の集会
10:00禅定と就寝
私たちがタイにいて注意しなければいけないのは次のことです。
1.タイの人々はすべての宗教深い尊敬の念を抱いていること。
2.寺院への参詣の際は、服装に気をつけ、男女ともに露出度の高い服を着ていってはならないこと。黄色い(オレンジ色)の袈裟を着たお坊さん(僧侶)に女性は絶対に触れてはいけない。公共機関でお坊さんの隣の席が空いていても、女性は通常座らない。またお坊さんが通る道に、足を投げ出したりしてはいけないということです。
ダーオ(星という意味のタイ語)