クンユアムの人々と日本兵の関係

2012年12月14日  投稿者:藤田 ひかる(国際社会学科3年)

私はメ―ホンソン県クンユアム群に今年完成した「タイ日友好記念館」で体験学習しました。
クンユアム群はチェンマイからバスで約8時間のところにあります。

「タイ日友好記念館」には、第二次世界大戦時にインパール作戦でビルマへ行く道路建設の 為の兵站基地の場所として日本兵がクンユアムに進駐し、クンユアムの村人と生活した遺品が 展示されています。

展示されている遺品はクンユアムの村人たちが持っていたもので「タイ日友好記念館」が できるきっかけとなった以前の建物「第二次世界大戦博物館」の館長をしていたチューチャイ さんによって集められました。

体験学習では「クンユアムの人々と日本兵の関係」をテーマに、タイ日友好記念館や当時、 日本兵と生活した人にインタビューに協力してもらいました。体験学習を通して当時の クンユアムの人々と日本兵の関係は良好であったことを知ることができました。

最初は当時のことを知っている人は少なくなっているし、戦争時の思い出を話すことは 難しいのかと思っていましたが、インタビューに協力してくれた人たちが楽しそうに日本兵の 話をしてくれ、日本の歌も歌ってくれてクンユアムの人々の中には残したい日本兵との思い出 がたくさんあることが分かりました。

体験学習中は、たくさんの方が資料集めに協力してくれ、私に日本兵のことを教えてくれました。
タイ日友好記念館を通して様々な人がクンユアムの人々と日本兵のことを伝えることが友好を 築いていくのだと思いました。

日本兵の思い出を語ってくれたおばあさんと