アーサー•パッタナー•デック財団の責任者であるポッドさんと日本人スタッフの出羽明子さんにお話を伺いました。この財団は、1997年にチェンマイのナイトバザールで花などを売り歩くストリートチルドレンの支援を目的として設立されました。この財団の活動目的は3つあります。最初に、ストリートチルドレンが抱えている問題を解決し、彼らに質のある生活が送れるように子どもたちの自己開発を手助けする。次に、ストリートチルドレンが危険な行為をすることを未然に防ぎ減らしていく。最後に、ストリートチルドレンに対して、より確実で効果のある支援ができるよう、他の政府機関や民間団体と緊密に連絡を取り合い、協力しながら子どもたちの人権や生活などを保護していくことです。活動対象グループの多くがアカ族でスラムなどで家族や親族と暮らしながら繁華街で深夜まで花を売り歩く子どもたち(4〜18歳前後)と、タイ人で主に家庭崩壊が原因で家出をしてきた子どもたち、最近ではミャンマー人の子どもも増えてきているそうです。