長期FSは全ての時間が濃く、多くのことを考えることができました。特に体験学習で学んだことは、これからの私の人生に役立つことばかりなのではないかと思います。
私は、人身売買の被害に遭った女性や家庭の事情で自分の家で生活できない子どもを保護している施設で体験学習をさせていただきました。私は、以前から人身売買やNGO団体に興味を持っていたため、この施設でお世話になることにしました。
女性や子どもたちはさまざまなケースで保護され、この施設で生活しています。しかし、彼らはいつも笑顔で私は常に元気をもらっていました。また、私のテーマが「人身売買被害者とさまざまなケースで保護された子どもに対するアクティビティ」ということもあり、多くのアクティビティを見ることができました。そこで、アクティビティは彼らが施設をでてからのことを考えて行われているアクティビティであることがわかりました。彼らは、いつか施設を出て生活する日がやってくるわけで、いつまでも施設がお世話してくれるわけではありません。NGOは、彼らが将来自立できるようになるためのお手伝いをしているのだということがわかりました。
FSではタイにいるため、会話はほとんどがタイ語でわからないことばかりでした。そのため、自分から質問したり主張したりしなければ何もわからないため、積極的に質問する力がついたように感じています。
FSの5か月間は濃厚であっという間でした。日本から離れてタイに来たことで改めて多くの人に支えられていることを実感しました。今年度FS15期のメンバーも私にとってはかけがえのない存在です。FSで学んだことを日本に持ち帰り、活かすことがこの次の課題となります。FSは終わりますが、私の学びはここから広がっていきます。