北タイの文化社会を学ぶため、DHARADHEVIホテルへ行きました。そこは、昔の北タイにおける、文化や生活スタイルを目で見て、学べる場所でありました。そのホテルをデザインした、チェンマイ大学美術学部卒業生のテム先生がホテルを周りながらお話をしてくださいました。
ホテルと言っても、昔の北タイを表現しているため、敷地内には、お寺や、農村の風景を作りだした家や水田、米蔵、といった様々な工夫が施されており、北タイの文化をその敷地内だけで、体感できる空間でした。
お寺では、仏教について学び、男女の役割における違いについて触れました。また、昔の北タイの村人の家や生活スタイルからは、精霊信仰や、民具を見ながら学びました。北タイの中には、いくつもの民族がおり、どこの村の出身なのかを見分けるための一つの手法として、女性の場合は、巻きスカートの模様などで判断していたそうです。実際に皆で、民族衣装を着てみました。私が想像していたホテルと異なり、今まで見たことのないホテルの作りで、まるで昔の北タイにいるかのような気分になりました。今はないものが、このような形で残されていることが面白いと思い、貴重な体験をさせていただいたのだと感じます。