カンチャナブリFTの準備授業 

2015年09月14日  投稿者:IS3年 A.W

今月末にあるカンチャナブリFTの準備授業として、デイヴィッド・ボゲット先生に泰緬鉄道について教えて頂きました。ボゲット先生は京都の大学で36年間教鞭を取っていて、日本語はもちろん関西弁も流暢にお話ししていて、びっくりしました。泰緬鉄道とは第二次世界大戦中に日本が作ったタイからミャンマー(当時のビルマ)につながる鉄道のことです。日本の植民地への物資の運搬を目的に作られたこの鉄道は、連合軍の捕虜と、当時植民地であったアジア人労働者の熾烈を極める労働と犠牲の上に作り上げられました。

戦後、捕虜たちは映画や墓地が作られましたが、名もなきアジア人労働者たちは光をあびることなく消えていきました。私は初めて泰緬鉄道のことを知りましたが、戦争の怖さと愚かさを改めて実感しました。まるで黒色のペンキで胸を塗りつぶされたような感覚でした。

歴史学が専攻の先生のお宅には歴史的に価値がある貴重なモノがたくさんコレクションされており、お話を聞いた後にみんなで感嘆の声をあげながら拝見しました。とても濃厚で充実した時間でした。

ボゲット先生のお家にお邪魔してお話を聞きました。