チェンライ県で農村ホームステイを終えて、ミャンマー国境付近のメーサーにあるNGODEPDC(Development Education Program for Daughters and Communities)を訪問しました。
DEPDC は、1989年にDEPDCのダイレクターであるソムポップ先生と「少女売春をなくしたい」の著者である稲垣三千穂さんによって設立されました。設立当時の活動目的としては、児童労働や性的労働などで強制的に働かせられ、搾取されていた子どもを対象に保護・ケアを行っていました。現在では、養育者がいない、経済的、国籍がない、性的虐待などを受けた子供たちを対象に文字の読み書き、算数やライフスキルなどのノンフォーマル教育を提供しています。
午前中はタイ語、算数、英語などの科目を学び、午後のアクティビティは農業(実際に育てた作物を週2回お昼のおかずとし、持ち帰ったりしている)ハンディクラフト作りなどを行います。卒業しても地域で生活ができるようになることを目的としているので、アカデミックな勉強をするのではなく、生活に必要なライフスキルを重要視しています。子どもたちのニーズにあった教育、生きていくためのライフスキルを教えていて素晴らしいと思いました。