8月31日から9月4日にかけ、チェンマイから車で3,4時間ほどのところにあるチェンライに行ってきました。今日は、チェンライで過ごした5日間についてお話ししたいと思います。
私たちの生活は、東北地方に位置するパンラオ村でのホームステイから始まりました。ホームステイは今回が初めてという学生もいたため、2人1組でお世話になることになりました。木々が生い茂る森の中...、という村を想像していた学生にとって、パンラオ村はイメージとは違っていました。しかし、以前学んだ「村といっても1つひとつ異なる」ということを実感する良い機会になったと思います。2泊3日という短い時間でしたが、会話が上手くできない悔しさ、言いたいことが言えたときの嬉しさ、コミュニケーションがとれたときの達成感など、得られるものはたくさんありました。お世話になったお母さんたちと別れる頃には涙ぐむ学生も多く、「人の温かさ」をしみじみと感じられるホームステイになりました。
ホームステイを終えてからは、2ヵ所のNGOを訪問しました。Development and Education Program for Daughters and Communities(通称:DEPDC)とミラー財団です。子どもや山地民、文化の継承などに関心を抱いている学生もいたため、お話は非常に興味深く、各自のテーマ決めに影響してきそうです。
また、ミャンマーとの国境、タイ・ミャンマー・ラオスが見られるゴールデントライアングルにも行くことができました。歩いて他国に行けること、川を挟んで他国があることは不思議な気分であり、島国である日本では決してできない経験です。自分たちが外国にいることを改めて実感した気がしました。
チェンライでの5日間は、1日1日がとても充実していて、あっという間に過ぎてしまいました。緊張からくる疲れもあり、移動中の車内では寝てしまう学生もいましたが、夕方にはナイトバザールやサタデーマーケットにも出掛け、チェンライでしかできない経験をたくさんできました。今回の、人との新しい出会いや学びを通して感じたこと、得られたことは忘れず、今後の生活や体験学習に活かしていきたいと思います。