約20日間の第2期体験学習が終了しました。私が体験学習中どんな生活をしていたのかを紹介したいと思います。
ヒンラートナイ村はスタディツアーの受け入れを多く行っており、様々な人が村を訪れます。私が滞在していた間にも色んな人が学びに来ていました。その中で、10月31日から11月4日にマハーサラカム大学の環境学科の学生82人が木と水と土の調査に訪れました。
82人の学生はどこで寝泊まりするのだろうと思ったのですが、村の集会所に約30人の学生が泊まり、残りの学生は村人の家に4、5人ずつお世話になっていました。私がお世話になっている家には来なかったのですが、それでも朝は学生の朝ごはん用のお米を炊き、学生がお昼に食べるためのご飯(15人分くらい)も葉に包んで用意していました。私も少しでも何かできることはないかと、ご飯を葉に包み、集会所へ運ぶのを手伝いました。先生の数も入れたら90人近くにもなるのですが、そんな大人数でも受け入れることができるのは、毎日おかずを作る人たちがいて、その人たちだけでなく各家でご飯を準備したり、学生を家に泊めたりと、村人総出で協力しているからなのだとわかりました。
私はマハーサラカム大学の学生の木と土の調査に参加させてもらいました。木の調査では、森の中を学生がGPSを頼りに目的地まで行くことになったのですが、進んでは戻りを繰り返し、目的地まで3時間近く山道を歩き続けました。たった数日しか学生とは一緒にいられなかったのですが、お別れの時には泣いてしまうほど仲良くなることができ、本当に良い出会いをすることができました。
また、体験学習中に私の誕生日が重なり、村人、押山先生、同じ体験学習先の恵泉生が誕生日をお祝いしてくれました。とてもうれしく、感動しました。ヒンラートナイ村だけでなく、たまたま来ていた隣村のヒンラートノク村、パーユアン村の村人たちも集まってくれました。稲を刈るのも遅いし、全然村人に対して何もできていないのにお祝いしてくれたことに、本当に感謝しています。
体験学習中は稲刈り・脱穀の時期と重なったため、私も実際に体験することができました。稲刈りから脱穀まで全てが手作業で、それを実際に体験して、本当に大変だったので、お米を食べられるって本当にありがたいことだなと改めて実感することができました。
2期では自分自身の問題でうまく村人と関わることができず、辛い思いをしたので、3期では積極的にコミュニケーションをとるよう心掛けたいと思います。