先日、体験学習第2期(10月21日~11月10日)、第2期中間報告会を終えました。体験学習第1期とは違い期間が長かったため、それぞれうまくいかなかったことや大変だったことが多くありました。チェンマイにいる間、みんなと自分のことを話したり聞きあったりし、励ましあう日が多かったです。
私は、チェンマイから車で約5時間のところに位置するミャンマーと国境に町メーサイにあるDevelopment and Education Program for Daughters and Communities Centerで体験学習を行っています。教育を受けることが困難な、貧困や家庭に問題のある子どもたちに対しノンフォーマル教育やライフスキルトレーニングを提供しているNGOです。児童労働や児童買春から子どもたちを守るために行っている教育や活動に興味があったためDEPDCに体験学習先を決めました。国境の街であるメーサイには、親がミャンマーから移住してきたため子どもがタイ国籍を持っていないケースが多く、実際にDEPDCに通っている子どもの大半もタイ国籍は持っていません。子どもたちは、月曜日から金曜日の9時から4時までセンターで授業を受けています。私は、毎日の英語の授業のお手伝いや、職業訓練の一つである縫物を子どもたちと一緒にしたりしています。また、生活は一人でしているため、初めのほうは毎日が自分との戦いでした。しかし第2期は、生活にも慣れ自分のペースで生活ができるようになったことで自分に余裕ができました。子どもたちは、家庭に問題を抱えている、貧困であるということが全く分からないくらい明るく、私に毎日元気をくれています。自分が辛いと思うことが本当に小さなことで情けないとまで思うこともありました。
体験学習も残り20日間となりました。自分が今過ごしている環境が当たり前ではなく、毎日が貴重な体験になっていることを忘れずに、調査をしつつ楽しんで子どもたち、またDEPDCとの思い出を作りたいと思います。