NGO訪問:Mplus+
2017年10月10日 投稿者:国際社会学科3年 横尾朱音
9月8日、私たちは乗り合いバスに乗り「Mplus+」を訪問しました。Mplus+とは、チェンマイに活動拠点を構えるNGO団体で、第6期の学生も体験学習先としてお世話になりました。
約20年前、タイではHIV感染が大流行しました。この流行の原因の1つとして男性同士の性行為があります。この問題を解決するためにMplus+は設立されました。
Mplus+の活動内容は、HIV/AIDS予防の観点から、MSM(Men who have sex with Men)と呼ばれる、「男性と性行為を持つ男性」を対象に、基礎的なヘルスアクティビティを提供することです。例えば、コンドームの配布や血液検査、カウンセリングなどです。この血液検査は、HIVに感染しているか調べるものであり、MSMの人たちは無料で受けることができます。
また、HIV感染をこれ以上拡大させないためにも、Mplus+は、様々なイベントを開催し、ターゲット(MSM)にHIVに関する情報の提供や血液検査をするように促しています。
HIV感染は、性行為による感染が最も多いとされています。特に、男性間同士の性行為は、男女間の性行為よりもハイリスクとされているため、このような活動が必要不可欠となるのです。
HIV感染症は、薬で治療することができる時代になりました。これだけでも20年前と比べて大きな進歩ですが、現在では新たに、感染を予防する薬まであるといいます。今回話を聞いていなければ、知らないままの情報でした。自分の身は自分で守ることはもちろんのこと、相手のことを考えてコンドームを使ったセイフティセックスが大切なのだと改めて認識することができました。
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