第2期体験学習の学び〜フアイイカン村

2017年11月24日  投稿者:IS3年 村井美月

こんにちは!!チェンマイは雨期を終え日中の日差しは強いですが、風は冷たくなってきました。

先日体験学習の第2期を終え、チェンマイで中間報告をしました。自分の調べてきたこと調べきれていないことが発表を通して見えた気がします。

私は「家畜と人間の関係」というテーマからカレン民族の村であるフワイイカン村というところで生活しています。2期の期間は稲刈り、脱穀の時期ということもあり、毎日毎日1日中田んぼで働きます。1年間食べていくためのお米の収穫というだけあって収穫量は膨大で、はじめは本当に終わるのか心配でしたが、家族の人だけではなく親戚や友達などと助け合いながら作業したため、無事に終えることができました。

稲刈りも脱穀も単純な作業の繰り返しなのですが、慣れない私は作業も遅く足手まといになっていたように思います。それでも毎日毎日田んぼに通い、村人と作業することで稲を刈ることが速くなったり、初めは一度に2束しか叩けなかった脱穀の作業も気づけば4束、5束と叩ける量が増えたりと自分が日々成長していくことがうれしくて楽しんで取り組むことができました。脱穀が終わるころには日焼けのせいで真っ黒になった私にお母さんが「美月はもうパガヨー(カレン民族)だね」と言ってくれるほどになりました。

自然の中で労働をしていると、自然の美しさ、自然のありがたみを感じると同時に自然とともに生きるうえでの恐怖も知ります。この期間中、私のいる村の田んぼや畑は大きな洪水に合ったのですが、稲刈りの時期ということもあり、多くの刈りたての稲たちが流されていきました。私が前日に刈った田んぼも被害に遭ったそうです。1日かけて大勢で行い、やっと終わらせた稲刈りを、ほんの数時間ですべて流されてしまった事実に唖然としました。自然の中で生きることを選択するということは、自然からたくさんの恵みとたくさんの災難をもらうということなのだと感じました。

今回、失敗することや、できないことを見つけることが多かったように思います。ですがそれに落ち込むのではなく、自分に出来る範囲で、自分に出来る事を探すことがうまくなりました。できないことも多いですが、出来るようになったことも増え、失敗が自信に変わっていくのを感じます。第3期でも私ができることを一生懸命するということを大切にして、私しかできない生活をおくっていきたいです。

洪水で稲刈り前の稲たちはなぎ倒されてしまいました
刈ったばかりの稲たちは流されてしまいました