チェンライ農村ホームステイ
2018年09月09日 投稿者:国際社会学科3年 根岸幸子
9月3日から5日の3日間、チェンマイから約4時間かけてチェンライ県にある東北タイ人の村、パンラオ村で2泊3日のホームステイをさせていただきました。
パンラオ村は、北タイ人の村に周りを囲まれている村で、村の中には公立小学校があり、中学校は村の外にあります。村人は村人同士で助け合って稲刈りなどの作業をする、果物やおかずを分け合うなどの助け合いの関係性があります。またタイ国内や海外へ出稼ぎに出ている家庭が多く、家の造りが現代的な家や中古の自動車・バイク・トラックなど様々な乗り物を所有している村人もいます。体験学習先として過去に、タイ長期13期生と15期生、17期生がお世話になったことがあります。
村に着くと、村のおばあさんや子どもたちが出迎えてくれました。夕食の準備を手伝い、ローカルウィズダムスクールで習った北タイ料理ナンプリックを作って、ホストファミリーたちと食べました。ホストファミリーはくじで選びました。
私のホストファミリーはおじいさんとおばあさん、お父さんとお母さん、中学1年生の女の子、小学1年生の男の子の6人家族でした。お父さんとお母さんは南部タイへ出稼ぎに出ているようでした。女の子は5時半、男の子は6時に起きておじいさんやおばあさんに車やバイクで学校へ送ってもらっていました。おじいさんは4時半に起きて自分の土地の森に入り木を切って材木にする作業をした後、朝食を食べるために一度家に戻り、朝食後材木に適さない木をなたで薪にする作業をしていました。ホームステイをさせていただいた家やベンチなどは、おじいさんが作ったものだそうです。おばあさんは托鉢用と子供たちの朝食、自分たちの朝食を作るために4時に起きていました。私は子どもたちと一緒に寝ていたため、8時ごろに就寝し、6時ごろに起床する生活で、日本にいるときに比べてとても規則正しい日々を送ることができました。
ホームステイ中は、托鉢や料理の手伝いをしたり、おばあさんにタイ語を教えてもらったりしました。ホームステイをする中で、ハチの子を巣から取り出す手伝いをし、夕食で食べる経験をしたことが特に印象に残っています。日本にいるときには食べる機会がなく、初めての経験となりました。躊躇する気持ちが少しありましたが、特にアレルギーのようなものもなく食べることができました。この経験を通して、生き物の生命をいただくことについて改めて考えさせられる時間になりました。
村の人たちは優しく温かくて、3日間をとても短く感じました。ホームステイ中、単語がわからず、言いたいことが言えないもどかしさを感じることが多くあったので、タイ語をもっと勉強して再びパンラオ村を訪れたいと思いました。
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